“旅館マナー”に関する調査

調査対象 20代~70代の男女 1,142名 調査実施先 株式会社エアトリ
調査方法 インターネット調査 調査期間 2019/09/12~2019/09/16

調査結果の概要

総合旅行プラットフォーム【エアトリ】(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリは、20代~70代の男女を対象に“旅館マナー”に関する調査を実施しました。はじめに、和式の宿泊施設である“旅館”を好きか尋ねたところ、「好き」と回答した方は72.9%となりました。和室に懐かしさを感じつつも非日常感に浸れる点が人気なのかもしれません。次に、旅館・温泉内でマナー違反の人を見かけたことはあるか聞きました。7割以上の方が旅館を「好き」と答える一方で、4人に3人がマナー違反の人を見かけたことが「ある」73.8%と答える残念な結果となりました。パートナーや家族など男女で宿泊する際、座る位置(上座・下座)について気にしているか尋ねたところ、全体では15.3%の方が「気にする」と答えました。男女別で見たところ、男性は過半数が「気にしていない」(54.1%)と答えた一方で、女性は40.8%となりました。女性が上座に座ることをマナー違反と考える人もいることから、女性の方が座席には意識を配っているようです。何も記載がない場合、持ち帰ってOKだと思うアメニティについて聞いてみました。「使い捨て歯ブラシ」90.2%や「ミニボトルのシャンプー・リンス・化粧水」73.9%などの使い捨てタイプについては大多数の方が持ち帰りOKと判断しました。「お茶、ドリップコーヒー」56.9%までは過半数の方がOKとする一方で、「ランドリーバック」22.3%、「旅館名の入ったメモ帳」16.6%、「フェイスタオル」16.4%、「旅館名の入ったボールペン」16.2%は迷う方が多い様子が窺えました。大型の旅館でよくあるのが「バイキング」ですが、食べ物をたくさん取って残すというマナー違反も目にします。食べ物を残す行為についての意見を尋ねたところ、「どんな状況であれ残すのはマナー違反」66.7%が1位となりました。チェックアウトする際、部屋はどのような状態にするか聞きました。その結果、8割以上の方が「恥ずかしくない程度に片づける」81.8%と回答しました。「キレイにし、最初の状態に近づける」と回答した方も14.4%いましたが、旅館の清掃係を名乗るTwitterユーザーが、[チェックアウト時は布団を畳まないで、そのままで部屋を出てください。]といった趣旨の投稿をしたことも話題となりました。キレイに畳んでも結局忘れ物チェックで広げることになるので二度手間だという理由でしたが、最初の状態に近づけようとキレイにすることは日本人の美徳とも取れますし、一概にマナー違反とは言えなさそうです。

調査結果

“旅館”は好きですか?(全体、n=1,142)(単位:%)
旅館・温泉内でマナー違反の人を見かけたことはありますか?(全体、n=1,142)(単位:%)
パートナーや家族など男女で宿泊する際、座る位置(上座・下座)について気にしていますか?(単位:%)
何も記載がない場合、持ち帰ってOKだと思うアメニティはどれですか?(全体、n=1,142、10項目抜粋)(単位:%)
バイキングで食べ物を残すことに対してどう思いますか?(全体、n=1,142)(単位:%)
チェックアウトする際、部屋はどのような状態にしますか?(全体、n=1,142)(単位:%)