“自動運転車”についてのアンケート

調査結果の概要

パーク２４株式会社では、ドライバー向け会員制サービス『タイムズクラブ』の会員を対象に「“自動運転車”についてのアンケート」を実施しました。その結果を発表します。最近は、一部の車種・車両で衝突防止ブレーキが標準装備となるなど、新たな技術の導入が進む自動車ですが、安全運転支援システムを含む自動運転機能の付いた自動車を買いたいと思うか？尋ねたところ、「買いたい」と回答した人は9％にとどまりました。「もう少し様子をみて考える」31％が最も多く、次いで「価格による」23％となっています。安全性や信頼性の確保など、慎重に市場の動向を見極めようと考えているようです。続いて、レンタカーやカーシェア、タクシーなどを含め、何らかの形で自動運転機能のついた自動車を利用したいと思うか？尋ねました。すると、「買いたい」と回答した人は9％にとどまった一方で、『利用したい』と考えている人は7割を超えています。このことから、多くの人がクルマの自動運転機能に興味を持っていることがわかりました。自動運転機能をつけるなら何を付けたいか？聞きました。テレビCM等で目にすることが多い「衝突防止ブレーキ」77％は、約8割の人が「付けたい」と回答し、他の機能を大きく引き離しています。次いで、「高速道路での運転」31％、「縦列駐車」30％となりました。男女別で見ると、男性は「高速道路での運転」35％や「直線と簡単なカーブの運転」15％、「直線運転」14％など簡単な運転操作を補助する機能を求める傾向にあり、女性は、「縦列駐車」38％や「後ろ向き駐車」23％など、ある程度のテクニックが必要な運転機能を付けたいと考えていることが分かりました。最後に、完全自動運転車に乗ることができたらクルマの中でやってみたいことについて尋ねたところ、1位は「睡眠」64％となりました。以降「食事」35％、「読書」19％と続いています。「その他」では、「ゆっくり景色を眺めたい」という回答が多くみられました。一方で、完全自動運転車を100％信頼することが難しいので「他の事は出来ない」という声もありました。ブレーキとアクセルの踏み間違いや、脇見等による車線のはみ出しなど、人的運転ミスを自動運転技術で回避できれば、交通事故件数の減少が期待できます。また、運転ミスだけでなく、運転テクニックも自動運転技術でカバーできれば、運転を苦手としている人が、気軽にクルマで出かけることも増えるかもしれません。とはいえ、自動運転技能に身を任せるのは「不安」という声があることも事実です。安心して利用できるよう、技術の進歩による安全性の向上に期待したいと思います。

調査結果