クールジャパンに関する調査(2014)(2)

  • 調査期間
  • 2014/01/17~2014/01/22
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする、全国の15歳から49歳の男女 1,000名
  • 調査方法
  • インターネット調査(モバイルリサーチ)

調査結果の概要

((1)より続く)全回答者に対し、さらに、クールジャパンだと思う《日本食》について尋ねたところ、「寿司」が9割(90.3%)で最も高く、次いで「刺身」が7割強(71.6%)、「天ぷら」が7割弱(68.6%)、「味噌汁」が6割(59.5%)が続きました。クールジャパンだと思う《日本の技術》については、「安全技術(ぶつからない車、事故のない新幹線など)」(73.7%)が最も高くなりました。次に、クールジャパン戦略を進めていくことについて賛否を尋ねたところ、『賛成派』(「どちらかといえば」を含む)が92.1%、『反対派』が7.9%となり、賛成派が大多数を占めました。また、経済産業省はクールジャパン戦略の中で、“クリエイティブ産業を新たな産業の柱とし、2020年までに世界市場のうち8~11兆円の獲得を目指す”と目標を掲げていることを紹介したうえで、2020年までにクールジャパンが日本を支える産業になると思うか尋ねたところ、「なると思う」が18.9%、「多少はなると思う」が45.8%となり、合計で6割半(64.7%)の方は、クールジャパンが日本を支える産業に育つという予想に同意を示しました。今後、日本のクリエイティブ産業を育てていくために、どんな“仕組みづくり”が必要だと思うか尋ねたところ、「小中学校など、低年齢のうちから発想力を育むような教育科目を設ける」が5割強(52.5%)で最も高くなり、次いで「コンテンツづくりなどを専門的に学べる場所(大学など)を増やす」が4割半(45.3%)、「コンテンツの制作現場の労働環境を改善する」が4割弱(37.4%)で続きました。続いて、クールジャパンを海外発信していくために、どのようなことにお金を使っていくのが良いと思うか尋ねたところ、「海外に日本の文化を発信する拠点を作る(アンテナショップ、ジャパン・モールの建設など)」が5割(50.5%)で最も高くなり、次いで「国内のクリエイターや関連する中小企業を支援する」が4割半(45.1%)、「次世代の人材を育成するために、クールジャパン関連の教育機関を作る」が4割強(41.3%)で続きました。

調査結果

クールジャパンだと思う《日本食》は?(複数回答、10項目抜粋、全体 n=1,000)(単位:%)
クールジャパンだと思う《日本の技術》は?(複数回答、10項目抜粋、全体 n=1,000)(単位:%)
“クールジャパン戦略”を進めていくことに賛成か、反対か?(単一回答、単位:%)
2020年までにクールジャパンが日本経済を支える産業になると思うか、ならないと思うか?(単一回答、単位:%)
日本のクリエイティブ産業を育てていくために、どんな“仕組みづくり”が必要だと思うか?(複数回答、5項目抜粋、全体 n=1,000)(単位:%)
クールジャパンを海外発信していくために、どんなことにお金を使っていくのが良いと思うか?(複数回答、5項目抜粋、全体 n=1,000)(単位:%)
調査実施先:東京工芸大学調べ