「東北の旅行」に関するアンケート調査

  • 調査期間
  • 2012/04/05~2012/04/12
  • 調査対象
  • JTBホームページ会員の男女 6,575名(男性 4,095名、女性 2,384名、不詳 96名)<有効回答数 6,575>
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

JTBは「東北の旅行」についてJTBホームページ会員に向けWEBアンケートを実施し、調査結果をまとめました。その結果、東日本大震災(2011年3月)後、一年間で東北へ行った人は全体の22%でした。東北旅行のきっかけは「復興支援」が約半数を占め、その他、平泉の世界遺産登録や新幹線延伸も観光への波及効果を与えたと見られます。東北へ行った目的は、観光が43%、仕事が18%、家族・親戚を訪問が17%、ボランティア活動が5%、友人・知人を訪問、イベントやコンサートに参加がそれぞれ4%、その他が9%でした。訪問時期について、1~2月は東北の寒さもあり訪問者が少なかったものの、全体的には年間通じて一定の訪問者がありました。目的別でみると、「観光」では、2011年4月末に東北新幹線が全線運行再開したことを機に、5月から10月にかけて多く訪れていることが分かりました。自粛ムードが和らぎ、積極的に東北へ旅行をすることで東北の応援につながるという機運が高まったと言えます。震災直後の2011年3~4月は、復旧活動に多くの人手が必要だったこともあり、「仕事」や「ボランティア活動」で訪れた人が多いことが分かりました。2012年1~2月は、ボランティアを目的とした人は一時減りましたが、震災から一年が経過した3月には、改めてボランティアへの関心が高まりました。東北へ行った目的が「観光」と答えた人の訪問先は、福島が26%、宮城が22%、青森が21%、岩手が14%、秋田が6%となりました。2012年、仕事以外で東北へ行ってみたいですか?という質問には、半数以上の53%が行ってみたいと回答し、関東以外の地域の人も訪問意向が高まっています。行ってみたいと回答した人に行きたい場所、時期、どんなことをしたいかを聞いたところ、「7~9月の夏」が47%と最も多くなり、東北3大祭りや花火大会などに注目が集まりそうです。観光や温泉を満喫したり、地元グルメを堪能したいという声が多い中、被災地の現状を知りたいという回答も多く見られました。

調査結果

Q1.いつ、東北へ行きましたか?(単位:%)
【観光】
【仕事】
【家族・親戚訪問】
【ボランティア活動】
Q2.Q1で「観光」とお答えした方へお聞きします。どこへ行きましたか?
回答数の多い主な観光地
青森青森、弘前、八戸、奥入瀬・十和田湖
岩手平泉、花巻、盛岡、安比
秋田角館、乳頭温泉、男鹿
山形米沢、蔵王、酒田、鶴岡
宮城仙台、松島、秋保温泉、鳴子温泉
福島会津、いわき、猪苗代・磐梯
Q3.今年、(仕事以外で)東北へ行ってみたいですか?(単位:%)
Q4.Q3で「はい」とお答えした方にお聞きします。行きたい場所や、時期、どんなことをしたいか教えてください。
【行きたい場所】(単位:%)
【行きたい時期】(単位:%)
調査実施先:株式会社JTB