ナチュラルユーザーインターフェースに関する調査(2) ジャスチャー認識などのインターフェースへの期待

  • 調査期間
  • 2012/02/15~2012/02/22
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする15~49歳の男女
  • 調査方法
  • インターネット調査(モバイルリサーチ)

調査結果の概要

ジャスチャー認識などのインターフェースへの期待
東京工芸大学は全国の15歳から49歳の男女を対象に、「ナチュラルユーザーインターフェース(人間の五感や人間が自然に行う動作によって機械を操作する方法)」に関する調査を行いました。身振り手振りで端末を操作することができる「ジェスチャー認識」の採用を期待する製品では、「照明」が44.0%と最も高く、他にも「パソコン」33.7%、「テレビ・レコーダー」33.5%、「エアコン」29.2%、となりました。従来からリモコンやコントローラーなどを使って離れた場所から操作することのある製品が上位に挙がったのに対し、直接手を触れて操作することが多い「タブレット端末」12.0%、「電子レンジ・オーブンレンジ」9.9%、「洗濯機」9.4%などは下位となりました。続いて、単純な音声操作ではなく、自然な対話形式で端末を操作する「音声対話システム」について説明を行ったうえで、採用を期待する製品を聞いたところ、「テレビ・レコーダー」「カーナビ」が5割超の回答を得ました。タッチパネルやジャスチャー認識、音声対話システムなどの「ナチュラルユーザーインターフェース(以下、NUI)」は、多機能化・高度化が進む家電製品や情報端末を“誰でも簡単に取り扱える”ものに役立つか聞いたところ、NUI普及で「IT機器の操作が簡単になる」は7割、「IT機器の活用用途が広まる」で8割弱の方が『そう思う(「非常にそう思う」と「まあそう思う」の合計』と回答しました。最も実現してほしいと感じるコンピュータの操作方法では、「音声対話システム」が33.6%と最も高く、次いで「触れる3D映像で操作」21.7%となりました。男女別では女性は「音声対話システム」、男性は「触れる3D映像で操作」がそれぞれ高くなりました。

調査結果

ジェスチャー認識が採用されることを期待する製品(10項目抜粋、複数回答形式、全体 N=1,000)(単位:%)
音声対話システムが採用されることを期待する製品(上位10位まで、複数回答形式、全体 N=1,000)(単位:%)
NUIをりようした製品が世の中に広まると、どんな変化があるか
<世の中の変化について>
【誰でも簡単にIT機器を利用できるようになる】(体験型ゲームプレイ経験・タッチパネル製品所有有無別、単一回答形式)(単位:%)
【IT機器の用途が広まる】(単一回答形式)(単位:%)
最も実現して欲しいと感じるコンピュータの操作方法
【全体 N=1,000】(単一回答形式)(単位:%)
【男性 N=500】(単一回答形式)(単位:%)
【女性 N=500】(単一回答形式)(単位:%)
調査実施先:東京工芸大学