ナチュラルユーザーインターフェースに関する調査(1) タッチパネルと体感ゲーム |
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調査結果の概要
タッチパネルと体感ゲーム
東京工芸大学は全国の15歳から49歳の男女を対象に、「ナチュラルユーザーインターフェース(人間の五感や人間が自然に行う動作によって機械を操作する方法)」に関する調査を行いました。従来のボタン操作よりも“直感的操作が可能”と謳われて売り出されることの多いタッチパネル搭載製品は、「ゲーム機(ニンテンドーDSシリーズ、PSVitaなど)」の所有率が最も高く、次いで「カーナビ」が続きました。「タッチパネル搭載製品は持っていない」との回答が16.2%となり、8割強の家庭ではなんらかのタッチパネル搭載製品を所有していることがわかりました。次に、タッチパネルの使い勝手が従来のボタン操作と比較して良くなったかを聞きました。「操作方法で困ることが減った」では、『あてはまる(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計)』が35.5%、『あてはまらない(「全くあてはまらない」と「あまりあてはまらない」の合計)』が15.4%となり、ボタンでの操作よりタッチパネルでの操作の方が困ることが減った、と感じている方が多くなりましたが、『どちらともいえない(ボタン操作と同程度』が43.0%で最多回答となりました。習熟の早さと操作すること自体の楽しさについて尋ねた設問では、タッチパネルの方が優れているとの評価となりました。身振り手振りで端末を操作する“ジェスチャー認識”の例として、家庭用体感型ゲームのプレイ経験を聞いたところ、65.9%は家庭用体感型ゲームをプレイしたことがあると回答しました。操作の楽しさを聞いた設問では、「楽しい・楽しそう」との意見が74.7%と多数派となりました。ジェスチャー認識を用いた操作方法を覚えることに障壁を感じるか尋ねた設問では、「遊ぶまでに覚えることが多そう」と回答したのは、体感ゲーム未経験者では48.5%、体感ゲーム経験者では24.9%となりました。