2011年テレビレコーダー事情に関する意識調査

調査結果の概要

2011年７月24日のアナログ放送終了（一部地域を除く）に伴い、急速に買い替えが進んだ地上デジタル放送対応テレビとレコーダー。テレビ視聴の大きな転機を迎えている今、テレビ視聴状況やレコーダーの利用状況はどのようになっているのでしょうか？また、それらに対する不満や理想はあるのでしょうか？(株)アイシェアが調査を実施しました。回答者は20代から60代の男女832名。このうち、テレビとテレビレコーダー（ＨＤＤ・ＤＶＤ・ＢＤなどの記録媒体を問わず）またはテレビ内蔵レコーダー所有者は合計81.5％と大多数。テレビだけではなくレコーダーも家庭の必需品として普及している状況が窺えます。以降の設問には、これらテレビ・テレビレコーダー所有者678名に回答してもらいました。テレビ・テレビレコーダー所有者のうち、テレビレコーダーやテレビレコーダー内蔵テレビを２台以上所有しているとしたのは合計40.0％。テレビレコーダーといえば録画するために使用する機器ですが、所有者の7.1％はメインで利用しているレコーダーに自分で録画が「できない」と回答。女性では9.9％と１割近くに上っています。しかし、録画が「できる」と答えた人でも、27.3％がメイン利用レコーダーのすべての機能を「使いこなせていない」と回答しました。機能が追加されて便利になる一方で、複雑化しすぎて使いこなせていないのでしょうか。録画「できる」人のレコーダーや録画に関する不満・悩みで最も多かったのは「一度に録画できる番組数が少ない」25.6％という意見でした。以降、「録画した番組を見る時間が取れない」23.8％、「容量が少なく長時間録画できない」23.7％と続いており、「録画ミスや録画忘れすることがある」16.2％が４位となっています。対して、テレビやテレビ視聴に関する不満・悩みはあるのでしょうか？テレビ・テレビレコーダー所有者全員に尋ねたところ、「面白い番組を放送して欲しい」34.4％が１位となりました。「自分の好きな時間に好きな番組を見たい」33.0％が２位、３位には「話題になった番組を後から見たい」29.9％がランクイン。女性では順位が異なり、「話題になった番組を後から見たい」33.9％が１位となっています。不満・悩みで上位にランクインした通り、71.5％が放送後に話題となったテレビ番組を見ておらず『見ればよかった！』と後悔したことが「ある」と回答。男性の68.6％に対し、女性では75.9％と高く、話題に乗り遅れた経験者が多いようです。

調査結果