2010年フレッシュマン調査 |
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調査結果の概要
ガリバー自動車研究所では、今春、新社会人として就職する予定の18歳から24歳の男女1,000人を対象に、標記の調査を実施しました。その結果、初任給の使い道は例年通り、「貯金」73.0%が1位、「親にプレゼントを買う」62.7%が2位となりました。不景気のあおりを受けてか、「洋服・靴・バッグを買う」18.5%などファッション系への用途が減少し、ブランド品の消費意欲が減少していることがわかりました。また、自動車の購入予定は1年以内で約2割(19.6%)という結果でした。1年以内に購入を予定する新社会人にクルマが必要なワケを尋ねたところ、1位は「通勤」58.7%。また、一昨年のリーマンショック以降の不景気の影響か、新社会人達も「ドライブを楽しむ為」46.9%、「デートの必需品」12.8%、「自分のステータス性向上」10.2%などの贅沢な要素を回答する人は少なくなっています。クルマを購入する際に重視するポイントは、「購入金額」67.6%が圧倒的に高く、以下「燃費」31.5%、「外装デザイン」29.6%と続いています。90年代あるいはそれ以前の若者達は、クルマにステータス性などを求め、自分の欲求を満たすクルマを購入していました。それが高級セダンであったり、スポーツカーであったり様々でした。コンパクトカーや軽自動車を選択する新社会人もおり個性がありました。しかし、デザインや走行性能よりも、燃費を重視するユーザーが増えたということは、不安定なガソリン価格に加え長引く不景気でクルマの維持費に対する意識の高まりの証とも言えるのではないでしょうか。今年の調査では「ボディーカラー」11.9%を重視する新社会人が減少しており、クルマは移動の手段という意識が高まっているとも言えるでしょう。フレッシュマンがクルマを購入するなら「トヨタ」が1位。将来出世して欲しいブランドでも1位でした。将来の目標は―。『休日は家でのんびり過ごしたい』フレッシュマンも増加中で、4割強が出世を望まない層となりました(「役職に就かなくてよい」43.5%)。また、責任の重い社長まで出世したいフレッシュマンはわずか7.5%に留まりました。休日の過ごし方も「家でのんびり」が1位となりましたが、「国内旅行」などのスコアも高く、こもっているだけではなく、OnとOffを上手に使い分けてじっくり自分の将来を決めようとしているのではないでしょうか。
調査結果
- クルマ買うならどのブランド?(n=1,000)
Ranking ブランド Point 1位 トヨタ 27.9 2位 ホンダ 15.9 3位 日産 13.4 4位 ダイハツ 8.8 5位 スズキ 8.6 6位 マツダ 5.5 7位 スバル 2.8 8位 三菱 2.1 フォルクスワーゲン 10位 レクサス 1.8 その他 11.1 - 将来出世してクルマ買うならどのブランド?(n=1,000)
Ranking ブランド Point 1位 トヨタ 20.0 2位 BMW 8.2 3位 レクサス 8.1 4位 日産 7.9 5位 ホンダ 6.7 6位 フォルクスワーゲン 5.0 7位 メルセデス・ベンツ 3.4 8位 ミニ 2.1 9位 ポルシェ 1.7 10位 フェラーリ 1.4 その他 7.4 特にない 28.1 - 将来の目標は?(n=1,000) (単位:%)
- 社会人になってからの休日の過ごし方?(n=1,000)(上位5位まで)
Ranking ブランド Point 1位 家でのんびり過ごす 65.7 2位 国内旅行 63.8 3位 ショッピング 60.6 4位 デート 58.5 5位 ドライブ 45.5