読書についてのアンケート

調査結果の概要

(株)ネットマイルでは、読書についてアンケート調査を実施した。その結果、回答を寄せてくれた人の（コミック・週刊誌・雑誌などを除いた書籍について）最近１ヶ月に読んだ本の冊数は、「２～３冊」24.7％との回答が最も高く、次いで「１冊」18.5％、「４～５冊」8.5％と続いた。「読んでいない」については38.7％と４割近く、特に30代（48.0％）でおよそ５割という結果であった。年代別に見ると、「４～５冊」では30代と40代、「６～７冊」では10代の回答率が１割を超え、他の年代に比べ高かった。この他、「読んでいない」では10代の回答率が２割台に留まったのに対し、20代では４割を超え、また30代では５割近くに達しており、20代～30代に読書離れの傾向が窺えた。最近１ヶ月に読んだ本の冊数について、「読んでいない」と回答した人の理由で最も多かったのは、「本を読む時間がなかったから」42.7％、次いで「読みたい本がなかったから」33.2％、「本よりテレビやラジオ、インターネットのほうが面白いから」23.3％と続いた。年代別に見ると、「本を読む時間がなかったから」では30代と40代で、「読みたい本がなかったから」では30代と50代で、「本を読むのが嫌いだから」では10代の回答率がそれぞれ他の年代に比べ高かった。読書をする場所で最も多かったのは、「自分の部屋」66.0％、次いで「自宅のリビング」39.6％、「乗り物の中」29.1％と続く。年代別に見ると、「自分の部屋」では10代と20代で、「乗り物の中」では40代と50代の回答率が他の年代に比べ高かった。好きな本のジャンルを尋ねると、１位「推理・ミステリー・ハードボイルド」40.0％、２位「歴史・時代小説」22.8％、３位「旅行」20.8％という結果であった。年代別に見ると、「推理・ミステリー・ハードボイルド」では50代、「歴史・時代小説」では40代と50代、60代以上、「ロマンス・恋愛」では20代の回答率がそれぞれ他の年代に比べ高かった。この他「旅行」では60代以上の回答率が３割近くに達した一方で10代は１割未満、反対に「ファンタジー・幻想」では10代の回答率が３割だった一方で60代以上は１割未満という結果になるなど、年代によって大きく差がつく項目がみられた。

調査結果