夏のレジャーに関する調査 |
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調査結果の概要
楽天リサーチ(株)は、夏のレジャーに関する調査を実施した。その結果を見ると、今年の夏(7月~9月)の休暇の過ごし方を聞いたところ、「宿泊を伴う国内旅行に行く」について、最も高い8月においても22.0%と低調(ちなみに昨年は「宿泊を伴う国内旅行に行った」が35.8%)で、昨年と比べ13.8ptのマイナスだった。不景気のあおりを受けてか、今年は旅行に出掛けず、近場でお金をかけずに余暇を楽しもうという意識が高まっている。その結果「日帰りで出かける」が今年は8月において35.8%(昨年は28.7%ゆえに7.1ptの増加)という結果となった。一方、今年の夏はどこにも出かけず『巣ごもる』と答えた人が9月で48.7%と7~9月の中で最も高く、『秋のゴールデンウィーク』といわれる9月の大型連休も、レジャーは低調の様子が見受けられる。景気低迷のあおりを受けた、夏の休暇の実情を表している。今年の夏のレジャーに費やす予算は、「5万円未満(「1万円未満」5.9%+「1万円~3万円未満」22.2%+「3万円~5万円未満」22.4%)」が50.5%と約半数を占めており、今年の夏はお金を使わずに過ごそうという意識の高さが感じられた。昨年との比較では、「昨年より、(大幅に+やや)減らす」予定が31.5%、「昨年より、(やや+大幅に)増やす」予定が15.5%と、予算についても景気低迷の余波が感じられた。今年の夏に出かける際の交通手段では、「自家用車(マイカー)」57.4%がトップ、以下「電車・新幹線」19.6%、「飛行機」16.1%という順になった。性別で見ると、「自家用車(マイカー)」については、女性(52.5%)より男性(62.6%)の方が10.1pt高かった。今年の夏にレジャーに出かける理由第1位は、「毎年の恒例だから」56.2%、一方、出かけない理由として、最も多かったのは「お金がない・節約のため」54.9%であった。今年の夏は「巣ごもる」予定の人に何をして過ごすかを聞いたところ、「DVD、映画鑑賞」24.3%が最も多く、さらに、今年の夏の休暇において、いくら余暇に予算を費やすかを聞いたところ、「使わない」38.5%がトップとなっており、(使っても「1万円未満」29.6%を合わせると68.1%)、レジャーに出かけない理由がやはり「節約・倹約」のためであることが分かった。