世代ごとに異なる「上手に撮れた写真」の認識 |
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調査結果の概要
デジタルカメラや携帯電話のカメラ機能が急速に普及し、写真に対する意識やニーズが変わってきているという仮説のもと、3つの世代を対象に標記の調査を行なった。その結果、およそ8割の人が「デジタルカメラや携帯電話のカメラ機能で撮った写真の中からお気に入りのものを数点、写真プリントする」79.0%と回答している。写真プリントしたくなるような、上手に撮れた写真とは?回答を見ると、世代ごとに捉え方が異なっている。<家族や自分の思い出に残るシーンがありのままの表情で撮れた写真>は3つの世代で高い傾向にあり、特に、30代育児中の女性で高く、家族の思い出を自然に、ありのままに残すことへの関心の表れと思われる。<きれいにかわいく“写真うつり”のいい自分の写真>は20代独身女性で高く、自分の写り方が写真の良し悪しの判断に影響すると言うことであろうか?<自分の感性や自分なりの表現力が写し出された作品性の高い写真>については、56~63歳の男女で高く、自己表現の手段として写真の良し悪しを判断する傾向にあると言えそう。写真プリントの性能やサービスに対するニーズについても、世代ごとに捉え方が異なっている事がわかった。<キレイに速く~>に対するニーズは3つの世代で圧倒的に高い。20代独身女性は自分の写真写りを気にする傾向があるようで、<“写真うつり”をよくするため、肌の色合いや顔の大きさを自動で補修してプリントしてくれる機能>が高く、30代育児中の女性は、写真を加工して使うことに関心があるのか、<写真を簡単にフォトフレームで飾ったり、シールやポストカードなどに活用できる>や<ボタンひとつで簡単に、しかもキレイに写真をプリントできる>といったサービスの割合が高かった。56~63歳の男女では<価格は高くても、画質・色再現性などにおいて最高レベルの性能を搭載したプリンタ>といった“こだわり”を重視する人が多かった。