お子様に読み聞かせたい絵本は何ですか?

  • 調査期間
  • 2006/10/03~2006/10/12
  • 調査対象
  • 0歳~12歳の子供を持つ保護者1,600人(男の子を持つ保護者、女の子を持つ保護者各800人)
  • 調査方法
  • ハガキ・Webアンケート

調査結果の概要

0歳から12歳の子供を持つ保護者を対象に標記のテーマでアンケート調査を実施したところ、男女の保護者ともに“「ぐりとぐら」シリーズ”が高い人気を集めて総合1位となった。これは料理する事と食べる事が大好きな2匹の野ねずみの話で、1963年に『こどものとも』で発表されて以来、多くのシリーズ作品が出版され、現在までのシリーズ累計発行部数は1,000万部を超えるロングセラーの絵本となっている。「可愛らしい絵と、ほのぼのとしたストーリーが気に入っているみたいです」や「ぐりとぐらシリーズが好きで揃えています。文章は勿論、あの絵が何ともほのぼのとした感じで、子供が見て喜んでいます」といったコメントが多く寄せられた。また、「私が幼い頃に大好きで、今でも面白かったという印象が残っています。我が家の子供達も気に入ってくれるはず と期待しています」といった回答も寄せられ、“「ぐりとぐら」シリーズ”は、保護者もお気に入りの世代を越えた定番の絵本としても確立しているようだ。2位には“日本昔話”がランクイン。親から子へと代々語り継がれてきた昔話は、依然として人気がある事が明らかとなった。「やはり日本昔話ですね。絵本を通じて人を思う気持ちや古き良き日本の時代を教えてあげたいと思っています」や「昔から語り継がれてきたお話を子供に聞かせてあげる事で、昔の考え方を学んで欲しいです」といったコメントが多数寄せられた。今回の調査では「絵本を読み聞かせる事で、人への優しさや思いやりを学んで欲しい」というコメントが多く寄せられ、他人を思う気持ちや正直に生きる事の大切さを伝えて、「将来、素直で思いやりのある子に育って欲しい」と願う保護者の気持ちが伝わってきた。

調査結果

お子様に読み聞かせたい絵本は何ですか?
〈男女総合〉  (単位:%)
〈男子〉  (単位:%)
〈女子〉  (単位:%)
〈0歳~2歳〉  (単位:%)
〈3歳~5歳〉  (単位:%)
〈6歳~8歳〉  (単位:%)
〈9歳~12歳〉  (単位:%)
◆寄せられたコメントの一部
『「ぐりとぐら」シリーズ』これは、私たち親の世代も大好きだった本で、良い本はいつの時代でも愛され続けると感じます。娘は、わかりやすい絵とリズミカルな文章が大好きみたいです。
(7歳女児の母親)
色彩の美しいもの、お話がゆっくりと進んでいくものが好きです。「はらぺこあおむし」は色彩も綺麗で、展開も楽しく、わくわくしながら読めると思います。
(5歳男児の母親)
日本昔話の話の中には、“しつけ”や“良いことをすれば幸せになる”、“悪いことをすれば自分にも返ってくる”など道徳的なことが折り込まれているので、ぜひ読み聞かせたいです。
(1歳女児の母親)
桃太郎のように、ごはんをいっぱい食べて、強くて優しい人になってほしいので、よく読んでいます。
(2歳男児の母親)
「100万回生きたねこ」は人が生きる本当の意味を、自然に感じ取れる絵本だと思います。暖かみや人間味のある絵本だと思うので、こどもにとってはすばらしい絵本だと思います。
(11歳男児の母親)
今の世の中、人を思いやる心が欠けていると思います。子供の頃から「自分だけ」との考えではいけないこともしっかりと親として教えていかなければならないと考えています。子供の心に素直に届く絵本を読んであげたいです。
(6歳女児の母親)
調査実施先:(株)バンダイ