『紀文・鍋白書 2025年度版(前編)』~紀文・主要7地域 家庭の鍋料理調査2025~

『紀文・鍋白書 2025年度版(前編)』~紀文・主要7地域 家庭の鍋料理調査2025~

調査対象 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県在住の20代~50代以上の既婚女性 1,400人(各エリア200人、各年代50人) 調査実施先 株式会社紀文食品
調査方法 インターネットによる自宅回答 調査期間 2025/08/18~2025/08/20

調査結果の概要

株式会社紀文食品では、1994年から「家庭の鍋料理調査」を開始。以来、対象エリアや調査規模を変えながら毎年実施してきました。この【紀文・主要7地域家庭の鍋料理調査】は、主要7地域(北海道・宮城県・東京都・愛知県・大阪府・広島県・福岡県)の20代~50代以上の主婦を対象に、2007年から実施しているものです。本年の『紀文・鍋白書2025年度版(前編)』では、全国7地域の鍋やおでんに関する調査を実施、その結果を発表します。まず、好きなおでん種は、「大根」65.2%、「玉子」56.6%、「こんにゃく」46.1%が全体で上位となりました(エリア別でも、すべてのエリアで「大根」「玉子」が2トップとなりました。地域別で見ますと、東日本では「はんぺん」、西日本では「牛すじ」がランクインしており、エリアでの傾向もみられました)。エリア別でおでんの煮込み時間を見ますと、西日本エリアのほうがおでんを煮込む時間が長い傾向にありました(好きなおでん種エリア別ランキングでは、西日本で「牛すじ」の人気が高いことがうかがえます。「牛すじ」は味をしみ込ませるのに時間がかかるため、具材に含まれると煮込む時間が自然と長くなることが考えられます)。昨年の秋冬(主に令和6年9月から令和7年2月の間)にご家庭で食べた鍋料理についてお尋ねしたところ、56.8%の方が「おでん」を食べたと回答され、最もよく食べられた鍋として27年連続で1位を獲得しました。2位「キムチ鍋」44.9%以降の割合は連なっている一方、「おでん」は2位と10%以上の差をつけています。好きな鍋料理についてお聞きしたところ、1位「しゃぶしゃぶ」59.6%、2位は「すき焼き」58.9%、3位「おでん」58.5%となりました。昨年の秋冬(主に令和6年9月から令和7年2月の間)におでん以外の鍋料理とおでん、それぞれ誰と一緒に食べましたかとお尋ねしたところ、おでん以外の鍋料理は95.3%、おでんは98.1%の方が「家族と一緒に食べた」と回答されました。共働き世帯が増え、家族そろった食事が貴重な時間へと変わっていく中でも、鍋料理は家族そろったときに食べるメニューとして親しまれているのかもしれません。

調査結果

全体・好きなおでん種(複数回答、n=1,400)(単位:%)
エリア別・煮込む時間(記述式)(単位:分)
全体・鍋料理喫食率(複数回答、n=1,295)(単位:%)
全体・好きな鍋料理(複数回答、n=1,400)(単位:%)
全体・誰と一緒に食べたか(複数回答)
<おでん以外の鍋料理>(n=1,168)(単位:%)
<おでん>(n=736)(単位:%)