企業の防災意識調査 |
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調査結果の概要
株式会社キングジムでは、近年相次ぐ自然災害や、それに伴う国民の防災意識の高まりを受け、企業の防災に関する意識調査を実施しました。はじめに、あなたが勤めている会社では防災備蓄を行っていますかと尋ねたところ、約8割の79.3%が防災備蓄を行っていることが分かりました。また、備蓄品は、いざという時にすぐ使える状態ですかという質問に対しては、約半数が『使える状態にある』と回答した一方、「一部不安を感じている」37.8%、「どこにあるかも正直わからない」7.1%と回答した企業も約半数にのぼり、“備えているが実用面で万全ではない”という企業が多い実態が明らかになりました。オフィスの防災備蓄について、不安を感じることがありますかと尋ねたところ、約6割の企業が『不安に感じている(「不安に感じる」22.9%、「どちらかというと不安に感じる」40.4% 計)』ことが分かりました。さらに、その理由を尋ねたところ、「点検・更新が行き届いていない」51.2%が最多、次いで「備蓄品の場所が把握されていない」34.0%、「使い方が分からない/マニュアルがない」28.4%といった課題が多く挙げられました。このことから、“備えるべき”という気持ちはあるものの“実行・継続”の仕組みが伴っていないことが分かりました。企業の防災備蓄に関して、管理体制および保管場所について尋ねたところ、「全社で一括管理し、共用の備蓄庫に保管」58.7%が最多の一方、「部署やフロア単位で管理」が38.7%、「各社員が個別に管理」が23.1%という結果となり、働き方やオフィス環境の多様化に伴い、防災備蓄スタイルも細分化していることが分かりました。理想的なオフィスの防災備蓄に求める条件を尋ねたところ、「すぐ使える!(使い方、展開が簡単)」49.3%が最多となりました。次いで、「収納しやすい(省スペース)」「管理・点検が簡単」がともに37.1%となりました。このことから、企業は「使いやすさ・省スペース・簡単管理」という条件を重視し、管理や保管の負担が少なく、日常業務の中で運用できる防災備蓄を求めていることが分かりました。









