2025年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

2025年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 2025年4月に小学校に入学する子ども4,000名(男女各2,000名)とその親4,000名 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 インターネット回答分から有効回答を抽出 調査期間 2024/05/01~2025/02/28

調査結果の概要

ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革〈クラリーノR〉を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレでは、この春に小学校に入学する子どもとその親を対象に「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。その結果、男の子の将来就きたい職業は、「警察官」16.1%が「スポーツ選手」15.4%を抜いて2年ぶりに1位に返り咲きました。20年前は「スポーツ選手」一強でしたが、近年は「消防・レスキュー隊」10.1%も加わり、三強となっています。「ユーチューバー」4.8%は前年からポイントを伸ばし、過去最高に並ぶ5位となりました。2020年には早くも10位に入り、その後はずっと10位以内をキープ。男の子の憧れの職業の一つとして定着しました。女の子の将来就きたい職業は、今年も「ケーキ屋・パン屋」20.2%が、頭一つ抜けた1位となりました。内訳は「ケーキ屋」「パティシエ」が約8割を占め、「ドーナツ屋」や「クレープ屋」といった回答もありました。「アイスクリーム屋」5.3%は3年連続で順位を上げて4位となりました。20年前と比較するとポイントは6倍以上(0.8%→5.3%)で、人気職業の一つに定着したようです。「花屋」4.7%は昨年の4位から順位を下げて過去最下位の7位でしたが、20年前から10位以内をキープし続けています。「ケーキ屋・パン屋」「アイスクリーム屋」と同様に、大好きなものに囲まれて働く店員さんの姿が、女の子の心を捉えているのでしょうか。子どもに就かせたい職業は、男の子の親は子どもの安定を願う気持ちは毎年変わらず、「公務員」20.4%が群を抜いて1位となりました。今年もポイントを伸ばした「会社員」11.8%は5年連続で2位。20年前と比べて倍近く増えている(6.6%→11.8%)ことからも、親からの人気が高まっていることがわかります。女の子の親では1998年から27年連続でトップを守ってきた「看護師」13.3%が2位に落ち、「公務員」13.9%が初の1位となりました。「看護師」は依然として根強い人気がありますが、10年・20年前と比べるとポイントは減少傾向。世の中の役に立つ大切な仕事と分かっていても、我が子に苦労はさせたくないという親心がうかがえました。

調査結果

男の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
男の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)
女の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
女の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)