お年玉の平均額は?子どもの年齢別金額や親世代の悩みも/いこーよ総研ユーザーアンケート(2) |
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調査結果の概要
((1)より続く)次に、お年玉一袋あたりどのくらいの金額かを聞きました。子どもの年齢が高くなるにつれて金額も高くなる傾向が見られます。「一袋あたり3千円以上」の割合を見ると、小学校高学年にあたる<9~12歳以上>では6割以上で、<13歳以上>では9割近くにも及びました。また、「一袋あたり5千円以上」は、小学校高学年では3割近く、<13歳以上>では半数以上まで増加しています。年齢別の一袋あたりの平均額は、<0~2歳>は「2,897円」、<3~5歳>は「3,197円」、<6~8歳>は「3,195円」、<9~12歳>は「4,212円」、<13歳以上>は「6,535円」となりました。では、子ども一人当たりの総額はどのくらいなのでしょうか。総額に大きな差はなく金額にはばらつきがありましたが、その中で最も多かった回答は「1万~1万5千円未満」18%でした。全体の平均額は「12,341円」となっています。年齢別に見ると、総額についてもやはり年齢があがるにつれ金額が高くなる傾向が見て取れます。<0~2歳>では「8千円未満」が過半数を占めていましたが、<3~5歳>になると「8千円以上」もらっているという子どもが半数を超えています。<6~8歳>になると、「1万円以上」の割合が50%を超え、特に「1万円~1万5千円」の範囲が19%と最も高くなっています。<9~12歳>になると、さらに金額が上昇し、「1万5千円以上」お年玉をもらう子どもが42%に達します。<13歳以上>では、さらにお年玉の総額が増加し、「1万5千円以上」が75%を占めています。特に、「3万円以上」のお年玉を受け取る割合が25%と高くなっていることも注目されます。もらったお年玉の使い道を聞いたところ、65%の家庭が「使わないでためている」と答えており、貯蓄を重視する家庭が多数でした。つぎに、「子どもと相談して何を買うかを決めて使っている」23%が続いています。親子のコミュニケーションを大切にし、子どもに選択肢を与えることで、金銭感覚や判断力を育む様子が伺えます。さらに、「どう使うかは子どもに任せている」が19%で、自主性を尊重する家庭も見られました。