“新型コロナウイルス感染症への不安や対策”と“市販薬(OTC医薬品)の活用”に関する意識調査 |
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調査結果の概要
第一三共ヘルスケア株式会社では、全国の20~60代の男女を対象に、“新型コロナウイルス感染症への不安や対策”と“市販薬(OTC医薬品)の活用”に関する意識調査を実施しました。はじめに、新型コロナに感染することへの不安についてお聞きしたところ、半数以上(58.0%)の方が「とても心配だ」13.9%、「ある程度心配だ」44.1%と回答されました。次に、新型コロナの流行が拡大した2020~2023年頃と現在を比較し、<手洗い・手指消毒><うがい><換気><マスク着用>など衛生面における行動の変化をお尋ねしました。<手洗い・手指消毒>は「増えた」13.9%、「変わらない」69.6%が83.5%、「減った」が16.5%。<うがい>は「増えた」9.8%、「変わらない」73.3%が83.1%、「減った」16.9%で、<手洗い・手指消毒>と<うがい>については、多くの方が習慣化している様子がうかがえました。一方、<換気>は22.6%、<マスク着用>は37.3%が「減った」と回答。今年(2024年)の記録的な猛暑によって、マスク着用が嫌がられ、エアコンの利用が増えて換気回数が少なくなった可能性が考えられます。コロナ禍を経て市販薬(OTC医薬品)は利用機会が増えています。そこで、市販薬の利用状況や購入するときに重視するものについてお聞きしました。自分が風邪をひいたと思ったらどうするかお聞きしたところ、「市販薬で対処する」44.7%が最も多く、「医療機関を受診する」33.2%を上回りました。また、市販薬を購入するときに重視するものは、第1位は「よく効く成分が配合されている」46.8%、第2位は「価格が安い」35.6%、第3位は「副作用が少ない」31.6%という結果でした。市販薬を購入するときに薬局やドラッグストアの薬剤師、登録販売者などに「相談したことがある」と回答された方は34.1%、「ない」と回答された方は58.3%で、専門家の知識や経験が十分に生かされていない実態が明らかになりました。市販薬のうち、薬剤師のみが販売できる“要指導医薬品”と“第1類医薬品”についてお聞きしたところ、「意味や具体的な品名を知っている」方は、“要指導医薬品”が7.3%、“第1類医薬品”が10.7%に留まりました。