離れて暮らす親に関する意識調査

離れて暮らす親に関する意識調査

調査対象 全国の30歳以上、70歳未満の男女 560人 調査実施先 セコム株式会社
調査方法 インターネット調査 調査期間 2024/10/04~2024/10/07

調査結果の概要

セコム株式会社では、全国の30歳~69歳の男女を対象に、離れて暮らす親に関する意識調査を実施しました。高齢者を標的とした特殊詐欺事件は連日各所で報道されています。今回、社会的に危機感が高まっている特殊詐欺に焦点を当てて不安意識や対策状況などを調査しました。はじめに、別居している親の暮らしで不安に感じることをお尋ねしたところ、不安を感じている人は87.0%(「不安に感じることはない」13.0%と回答した以外の人)で、その内容のトップ3は1位「病気や怪我」66.3%、2位「認知機能の低下」42.5%、3位「車の運転」30.2%という結果でした。何かしらの不安を感じている人に不安解消のための具体的な対策を聞くと、「連絡の頻度を増やす」43.1%が最も多く、これに「帰省の頻度を増やす」24.2%、「病院に行くように勧める・連れて行く」20.5%が続きましたが、31.0%は「対策していることはない」と回答しました。別居している親が特殊詐欺の被害にあう不安を感じている人は全体の56.0%(「感じている」18.0%、「どちらかと言えば感じている」38.0% 計)に上りました(その一方で、32.0%は何も「対策していない」ことが明らかになりました)。別居している親が特殊詐欺の被害にあった経験の有無を聞くと、35.9%が「被害にあったことはないが、特殊詐欺と思われる電話に出たことがある」と回答し、実際に「被害があったことがある」という人も3.2%で危機が身近に迫っていることがみてとれます。別居している親が特殊詐欺の被害にあわないよう対策している人に、具体的な内容を聞いたところ、「知らない番号からの電話は出ないようにしている」54.4%が最も多い結果となりました。「家族との電話で合言葉を決めている」と回答した人はわずか9.9%で1割に満たないことが明らかになりました。対策をしていない人の理由は、1位「どのような対策をすればよいかわからないから」42.5%、2位「今まで被害にあう危険を感じたことがないから」30.2%、3位「親が自分は大丈夫だと思っているから」29.1%となりました。

調査結果

別居している親の暮らしで不安に感じること(複数回答、n=560)(単位:%)
別居している親の暮らしの不安解消のために対策していること(複数回答、n=487)(単位:%)
別居している親が特殊詐欺の被害にあう不安(n=560)(単位:%)
別居している親が特殊詐欺の被害にあった経験(n=560)(単位:%)
別居している親が特殊詐欺の被害にあわないための対策(複数回答、n=283)(単位:%)
別居している親が特殊詐欺の被害にあわないための対策をしない理由(複数回答、n=179)(単位:%)