通勤時の熱中症対策に関する意識調査 |
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調査結果の概要
第一三共ヘルスケア株式会社では、全国の20~60代の男女を対象に、通勤時の熱中症対策に関する意識調査を実施しました。コロナ禍以降、リモートワークが可能な人の中では、出社を併用する“ハイブリッドワーク”が定着してきましたが、出社頻度をお聞きしたところ、約4割(42.5%)の方が、コロナ禍の2020年~2023年と比較して「増えた」24.6%、「増えたような気がする」17.9%と回答されました。また、出社頻度が増えた人のうち約7割(72.1%)の方が、『ストレスを感じるようになった(「感じるようになった」30.7%、「どちらかといえば感じるようになった」41.4%計)』と回答し、在宅ワークを中心とした働き方が根付いていることがうかがえます。自分自身が熱中症になる危険性をどの程度感じていますか?とお尋ねしたところ、半数以上(54.4%)の方が『感じていない(「あまり感じていない」40.2%、「ほとんど感じていない」14.2%計)』と回答され、一般的に熱中症への意識が低いことが推測できます。通勤時に熱中症になった(またはなりそうになった)経験がある方の主な症状は、最も多いのが「不快だと感じるほどの症状」44.1%、次いで「集中力低下などの支障をきたす症状」42.8%となりました。比較的自覚しにくく、対策を怠ってしまうような症状レベルであることから、軽症であるとしても熱中症の一歩手前になるリスクがあることを自覚し、重症化させないための正しい対策を身につける必要があることがわかりました。夏場に十分な睡眠を取れていますか?とお聞きしたところ、約7割(66.0%)の方が、夏場は他の季節と比べて『よく眠れない(「当てはまらない・わからない」22.0%、「どちらかといえば当てはまらない」44.0%計)』と回答され、熱中症対策にとって重要な睡眠を十分に取れていないことがわかりました。また、約4割(44.8%)の方が1か月のうち発汗を伴う運動を「行っていない」と回答され、日頃から運動や身体のケアを十分に行えていないことがうかがえます。