調理時間の実態と時短への意識に関する調査 |
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調査結果の概要
近年、Z世代や共働き世帯などにタイムパフォーマンス(タイパ)を重視した行動が広がる中、調理においても時短に対するニーズは高まりつつあります。そこで、トレンダーズ株式会社が運営する、食トレンドや食卓アイデアを発信するWEBメディア『おうちごはん』では、週4回以上料理をする20~40代の男女を対象に、調理時間の実態と時短への意識に関する調査を実施しました。はじめに、普段調理にかけている時間についてお聞ききしたところ、平日は朝食の平均が「9分」、昼食が平均「10分」、夕食が平均「37分」という結果になりました。休日はそれぞれ朝食「11分」、昼食「17分」、夕食「38分」という結果となり、平日と休日では朝食と夕食の差はほぼないものの、昼食では7分の差があることがわかりました。次に、時短調理をしたいとき、工夫していることをお尋ねしたところ、「電子レンジを活用する」57.7%が最も多く、次いで「冷凍食品を活用する」55.7%、「レトルト食品を活用する」44.3%という結果になりました。多くの人が時短調理を実現するグッズや食品を積極的に活用していることがわかります。時短レシピに使われている食材では、「卵」、そして「野菜類」がよく使われていました。時短レシピで使われている調味料は、「和」の調味料や味付け。「醤油」や「砂糖」「酒」はどの家庭も常備していることが多く、和風系の味付けなら特別な調味料を買い揃える必要がありません。複雑な調理をせずとも味が決まりやすいことが時短に繋がっていると考えられます。時短レシピで最も使われているアイテムは、「フライパン」でした。「焼く」などパパッと作れる調理に使うのはもちろん、「ワンパンパスタ」をはじめフライパン1つで作れる「ワンパンレシピ」も人気。また、電子レンジは下ごしらえに使う他、電子レンジだけで料理が完結する「レンチンレシピ」もあり、「レンジで一発」というキーワードと共に多くのレシピが投稿されています。ワンパンレシピ、レンチンレシピのどちらも手軽に作れて洗い物が少なくて済むことから、時短ニーズにマッチしていると考えられます。