2024年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」 |
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調査結果の概要
ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革〈クラリーノ®〉を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレでは、この春小学校に入学する子どもとその親にアンケートを行い、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。その結果、男の子の将来就きたい職業は、「スポーツ選手」16.2%がここ3年1位だった「警察官」15.9%を抜き、トップに返り咲きました。コロナ禍が明けて、思う存分スポーツが楽しめるようになり、未来のJリーガーやプロ野球選手を夢見る男の子が再び増えているようです。「研究者」5.2%はスポーツ選手に次いでポイントを伸ばし、過去最高に並ぶ5位となりました。回答を見ると、恐竜や化石、昆虫が研究対象として過半数を占めています。「ゲームクリエイター」2.0%は、過去最高の10位となりました。プログラミング教育などの広がりで、ゲーム制作に興味を持つ子どもが年々増えています。女の子の将来就きたい職業は、今年も「ケーキ屋・パン屋」21.3%が1位となりました。回答はケーキ屋が8割を超え、圧倒的な人気。ドーナツ屋、クレープ屋といった回答もあり、おいしくて見た目のかわいいスイーツに夢中であることがうかがえます。2位「芸能人・歌手・モデル」は、昨年から大きくポイントを伸ばし(7.3%→12.4%)、アイドルブームに沸いた10年前に迫る勢いです。「保育士」5.6%は昨年の8位から3位に大きく順位を上げました。子どもに就かせたい職業は、男の子の親は子どもの安定を願う気持ちは毎年変わらず、「公務員」20.8%が群を抜いて1位となりました。今年もポイントを伸ばした「会社員」は4年連続で2位。20年前と比べて倍増(5.0%→11.1%)していることからも、親からの人気が高まっていることがわかります。女の子の親では「看護師」14.5%が26年連続でトップとなりました。根強い人気は健在ですが、ポイントは2年連続で下がっています。一方、昨年に続き3位の「会社員」8.4%は、男の子の親と同様、2年連続でポイントを伸ばしました。