2023年度(第34回) 新入社員の会社生活調査(1) |
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調査結果の概要
学校法人産業能率大学 総合研究所は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し、『2023年度 新入社員の会社生活調査』としてまとめました。
調査は同大が開催した新入社員研修を受講した本年度の新入社員316人から回答を得ました。2023年度入社の新入社員に就職活動を振り返ってもらったところ、「かなり大変だった」は33.2%、「思ったより大変だった」は36.1%で、合わせて69.3%が『大変だった』と回答し、前年度から7.8ポイント減少しました。
企業の評判調査や業界研究のための情報源として“参考”にしたメディアでは、「就職紹介サイト」79.1%が最も多く、次いで「就職情報誌」50.8%、「YouTube」23.7%となりました。就職活動の結果の満足度では、「たいへん満足」が55.4%、「やや満足」が38.9%で、『満足』とする合計回答は94.3%となりました。
就職先を選ぶ際に重視した点は、「業種」57.0%が最も高く、次いで「福利厚生」40.8%、「職務内容」36.1%となりました。「働く」上で重要だと思うことは、「長期間、安心して働けること」50.9%がトップになりました。2位は「仕事を通じて自分自身が成長すること」46.2%、3位は「仕事内容に見合う報酬が得られること」40.8%となりました。働き始めるにあたり、不安に思っていることは、「自分の能力で仕事をやっていけるか」64.6%がトップになりました。2位は「上司・先輩とうまくやっていけるか」61.6%でした。3位は「心身を壊すことはないか」35.1%となりました。((2)に続く)