明治安田生命「家計」に関するアンケート調査(2)

明治安田生命「家計」に関するアンケート調査(2)

調査対象 全国の20~79歳の既婚男女 1,620人(男女各810人) 調査実施先 明治安田生命保険相互会社
調査方法 インターネット調査 調査期間 2023/03/22~2023/03/28

調査結果の概要

((1)より続く)「昨年同時期より支出が増えた」と回答された20~50代の方に、収入が増えた理由をお聞きしたところ、トップは「賃上げ等により給料が上がったため」42.3%と、約半数の方が賃上げによる収入増加を実感している結果になりました。続いて、自身もしくは配偶者がパート・アルバイト勤務の方に、今よりもっと働きたい(または配偶者に働いてほしいですかとお尋ねしたところ、「働きたい・働いてほしい」と回答された方は38.6%、「どちらかというと働きたい・働いてほしい」と回答された方は32.1%と、合わせて約7割の方が今よりもっと『働きたい・働いてほしい』という結果になりました。物価高の影響も相まって、収入を増やしたいという意欲が上昇しているのかもしれません。貯蓄目的についてお聞きしました。トップは「老後のため」62.8%、次いで「いざという時のため」56.6%と、先行き不透明な時代において不安を感じている様子が垣間見える結果となりました。世帯ごとの貯蓄割合を平均しますと、「銀行預金」74.3%が約7割と圧倒的に多く、「投資」19.2%は約2割に留まる結果になりました。「投資」へのハードルは依然として高く、「投資」へシフトしていくことの難しさがうかがえます。20~50代の方に、老後の生活に経済的な不安を感じますかとお尋ねしたところ、「不安を感じる」81.6%と回答された方は約8割となりました。年代別にみますと、特に30代以上の女性の9割近くが、老後の生活に経済的な不安を感じているようです。「不安を感じる」と回答された方に理由をお聞きしました。トップは「十分な金融資産がない」61.7%、次いで「物価高が続くと思うから」53.9%となりました。前述のとおり、老後のために貯蓄を増やす傾向がある一方、現状では十分でないと感じる方も多く、今後も貯蓄が増加傾向となるかもしれません。また、物価高が老後の不安にも影響を与えているようです。

調査結果

昨年同時期と比較して、世帯年収が「増えた」と回答した理由を教えてください(「昨年同時期より支出が増えた」方かつ20~50代の方のみ回答、全体)(単位:%)
今よりもっと働きたい(働いてほしい)ですか(「自身もしくは配偶者がパート・アルバイト勤務」の方のみ回答)(単位:%)
貯蓄目的を教えてください(複数回答、全体)(単位:%)
貯蓄の割合を教えてください(※世帯ごとの貯蓄割合を平均して算出)(単位:%)
老後の生活に経済的な不安を感じますか(20~50代の方のみ回答)(単位:%)
不安を感じる理由を教えてください(複数回答、「不安を感じる」方のみ回答、全体、上位5項目抜粋)(単位:%)