明治安田生命「家計」に関するアンケート調査(1) |
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調査結果の概要
明治安田生命保険相互会社では、「家計」に関するアンケート調査を実施しました。その結果を報告します。はじめに、物価高による家計への影響について、昨年以上に感じていますかとお聞きしたところ、「大きく影響を感じる」と回答された方が47.9%、「影響を感じる」と回答された方が32.8%、「やや影響を感じる」と回答された方が13.2%と、合わせて9割以上(93.9%)という結果になりました。多くの家計に昨年以上の物価高の波が押し寄せているようです。昨年以上に物価高の影響を感じる方に、最も影響を感じる費用をお尋ねしたところ、トップは「食費」50.5%、次いで「光熱費・水道代」41.4%となり、回答の大宗を占める結果になりました。日々の生活に大きくかかわる項目で、特に影響を実感しているようです。物価高への対策として意識していることをお聞きしたところ、トップは「電気をこまめに消している」52.5%、次いで「エアコンの設定温度を調整している」39.5%となりました。(多くの方が節電を通じた対抗策を実践している一方で、「食卓の品数を減らす」は15.1%にとどまりました。物価高騰が続く中、取り組みやすい小さな節電努力で物価高に対抗するも、食費は削りにくい・削りたくないと考えているのかもしれません。)昨年同時期と比較した支出の増減をお尋ねしたところ、約4割の世帯が「増えた」37.5%と回答されました。支出が増えた世帯は、2022年で20.5%、2021年で18.9%となっており、世帯の支出は年々増加していることがわかります。支出が増えた世帯に、ひと月あたりの項目別増加額をお聞きしました。全世帯に関係する項目では「食費」が19,661円、「光熱費・水道代」が15,702円という結果になりました。また、「子育てにかかる教育費」も16,338円増加しており、子育て世帯にとって、大きな負担となっているようです。20~50代の方に、昨年同時期と比較した収入の増減をお尋ねしたところ、17.8%の世帯が「増えた」と回答、昨年(14.0%)から3.8ptの増加となりました。((2)に続く)