2023年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

2023年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 2023年4月に小学校に入学する子ども 4,000名(男女各2,000名)とその親 4,000名 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 インターネット回答分から有効回答を抽出 調査期間 2022年07月01日~2023年01月31日

調査結果の概要

ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革〈クラリーノ®〉を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレでは、この春小学校に入学する子どもとその親にアンケートを行い、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。その結果、男の子の将来就きたい職業は、「警察官」が過去最高の17.8%で3年連続1位となりました。パトカーや白バイ、格好いい制服・制帽は、街やテレビ、絵本などで目にする機会も多く、子どもたちのあこがれを集めているようです。2020年まで不動の1位だった「スポーツ選手」は、3年連続の2位でした。20年前と比較すると比率は半減(31.6%→15.4%)。子どもの夢も多様化し、「スポーツ選手」一強の時代ではなくなってきているようです。2016年に登場してから毎年順位を上げている「ユーチューバー」4.8%が過去最高の5位となり、子どもの就きたい職業として定番化しました。民間企業による宇宙開発・ビジネスが拡大する中、「宇宙関係」2.2%が初めて10位に入りました。女の子の将来就きたい職業は、当調査開始以来25年連続で「ケーキ屋・パン屋」23.6%が1位となりました。比率は緩やかに減少してきているものの、時代を超えて根強い人気を保っています。2位の「芸能人・歌手・モデル」7.3%は2年連続で比率が増加。アイドルに憧れる女子が増えているようです。「警察官」5.7%は過去最高の4位となりました。子どもに就かせたい職業は、男の子の親は14年連続で「公務員」21.9%が1位でした。「会社員」11.0%は3年連続で2位に入り、比率は過去最高となりました。安定した職業に就いてほしいという気持ちがより強まっているようです。その他、「スポーツ選手」7.0%が順位を上げて3位に入っています。女の子の親では毎年人気の「看護師」16.2%は、3年連続で過去最高比率となった2位「公務員」15.4%との差が縮まりましたが、今年も1位をキープしました。「会社員」7.9%が昨年から大幅に比率を伸ばして過去最高の3位となり、男の子の親と同じく、安定を求める傾向が高まっているようです。

調査結果

男の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
男の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)
女の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
女の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)