2022年版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

2022年版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 今春小学校を卒業した子どもとその親(男の子とその親:各518名/女の子とその親:各629名) 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもに贈る実施先の社会貢献活動【ランドセルは海を越えて】キャンペーンにご協力いただいた方にアンケートを実施 調査期間 2022年1月中旬~2022年3月中旬

調査結果の概要

株式会社クラレでは、今春小学校を卒業した子どもとその親を対象に、「将来就きたい職業」と「就かせたい職業」のアンケート調査を実施しました。その結果、男の子が就きたい職業の1位は今年も2位を大きく引き離して「スポーツ選手」20.3%、女の子が就きたい職業は「漫画家・イラストレーター」9.1%が初の1位になりました。男の子1位の「スポーツ選手」の内訳を見ると、サッカーが37.1%(昨年44.7%)、野球が29.5%(昨年23.5%)で、両者の差が10ポイント以上縮まる結果となりました。eスポーツは、2年連続で3位となり、子どもが憧れるスポーツに定着してきたと言えそうです。「ゲームクリエイター」5.8%が2位に入り、過去最高順位となりました。昨年9位だった「エンジニア」(昨年3.4%、今年4.2%)は、今年5位に順位を戻しました。システムエンジニアの他、ロボット技術者などの回答が見られました。7位「建築家」3.7%は「スポーツ選手」に次ぐ伸び率で、昨年の20位から大幅に順位を上げました。男の子の親が子どもに就かせたい職業は、昨年と同じく「公務員」20.5%がトップでした。4年連続で比率を上げています。女の子が就きたい職業の1位は、「漫画家・イラストレーター」9.1%が調査開始以来、初の1位となりました。内訳を見ると、8割がイラストレーターと回答。日本発のポップカルチャー界で活躍するイラストレーターは“絵師”とも呼ばれ、SNSやネット、ゲームなどで作品に触れる機会が多いデジタルネイティブな子どもたちにとって、憧れの存在となっているようです。昨年は20位外だった「スポーツ選手」2.5%が12位に復帰しました。内訳は、サッカーやバスケットボールなど。世界を舞台に活躍する10代アスリートの活躍も増え、男の子同様、関心が高まっています。女の子の親が就かせたい職業は、コロナ禍で安定を願う気持ちが強まったのか、「公務員」12.6%がトップとなりました。その他、2位「看護師」12.4%、3位「薬剤師」8.7%、4位「医療関係」7.8%といった医療職も、昨年に続き上位となっています。

調査結果

男の子の「将来就きたい職業」トップ20(n=518)(単位:%)
男の子の親「就かせたい職業」トップ5(n=518)(単位:%)
女の子の「将来就きたい職業」トップ20(n=629)(単位:%)
女の子の親「就かせたい職業」トップ5(n=629)(単位:%)