2021年度(第32回) 新入社員の会社生活調査(2)

2021年度(第32回) 新入社員の会社生活調査(2)

調査対象 本学開催の新入社員セミナー受講者 144人(男性70人、女性74人) 調査実施先 学校法人産業能率大学総合研究所
調査方法 書面アンケートによる回答肢選択方式 調査期間 2021/03/29~2021/04/09

調査結果の概要

((1)より続く)将来のキャリアについてどのように考えているかについては、「役職には就かず、 担当業務のエキスパートとして成果を上げる」54.2%がトップとなりました。 前年度にやや減らしていたエキスパート志向が17ポイント増えた一方、「管理職として部下を動かし、部門の業績向上の指揮を執る」36.6%が前年度から10.8ポイント減少しました。
目標とする役職・地位については、「社長」9.0%が前年度から0.1ポイント増にとどまっています。さらに「役員」14.6%(前年度比-5.7ポイント)、「部長クラス」15.3%(前年度比-5.0ポイント)も減少しています。一方、「地位には関心がない」50.7%は半数を超えました。いつまで被雇用者(会社勤めなど)として働きたいかを尋ねたところ、「60歳」と回答した人が38.2%で最も多くなっていますが、前年度から6.1ポイント減少となっています。前問の年代で退職した後にやりたいことを尋ねたところ、「趣味の時間を楽しむ」75.0%が際立って多くなり、2位「専業主夫・主婦として家庭を支える」23.6%以下を大きく引き離しています。
年功序列と成果主義のどちらを望むかを二者択一で尋ねた結果、「成果主義」が57.0%、「年功序列」が43.0%となりました。「年功序列」を望む声は前年度(41.0%)よりも2.0ポイント増えています。また、終身雇用制度を望むかでは、「望む」が60.3%、「望まない」が39.7%となりました。「望む」は、前年度(64.9%)よりも4.6ポイント減っています。

調査結果

将来のキャリアについてどのように考えていますか?(1つ選択、n=142)(単位:%)
あなたが最終的に目標とする役職・地位は?(1つ選択、n=144)(単位:%)
“人生100年時代”と言われている中で、あなたはいつまで被雇用者(会社勤めなど)として働きたいと思いますか?(1つ選択、n=144)(単位:%)
前問の年代で退職した後にやりたいことをお選びください。(5つまで選択可、n=144、上位5項目抜粋)(単位:%)
年齢や在籍年数に応じて昇進や待遇が決まる年功序列的な人事制度と、業績に応じて決まる成果主義的な人事制度ではどちらを望みますか?(1つ選択、n=142)(単位:%)
“終身雇用制度”を望みますか?(1つ選択、n=141)(単位:%)