2021年度（第32回） 新入社員の会社生活調査（１）

調査結果の概要

学校法人産業能率大学 総合研究所は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し、2021年度新入社員の会社生活調査としてまとめました。調査は本学が開催した【新入社員セミナー】（対面型）に参加した新入社員を対象に実施しました。
2021年度入社の新入社員に就職活動を振り返ってもらったところ、「かなり大変だった」は32.6％、「思ったより大変だった」は51.4％で、合わせて84.0％が『大変だった』と回答し、前年度からも11.9ポイント増加しました。こうした就職が厳しかった環境下で、新型コロナウイルス感染拡大の影響があったかについては、「合同会社説明会などの中止や延期が相次いだ」54.9％が最も多く、次いで「就職活動をする他の学生の動向が分かりにくかった」50.7％、「オンライン説明会では社風などが掴めなかった」47.2％が上位となりました。
一方、就職活動の満足度では、「たいへん満足」が43.3％、「やや満足」が44.7％で、『満足』とする合計回答は88.0％となりました。就職先を選ぶ際に重視した点は、「業種」51.4％が最も高く、次いで「職務内容」47.2％、「労働環境が劣悪でないこと」46.5％となりました。“働く”上で重要だと思うことは、「仕事を通じて自分自身が成長すること」61.8％がトップになりました。２位は「長期間、安心して働けること」58.3％、３位は「仕事内容に見合う報酬が得られること」37.5％となりました。働き始めるにあたり、不安に思っていることは、「上司・先輩とうまくやっていけるか」55.9％がトップになりました。２位は「自分の能力で仕事をやっていけるか」51.0％でした。３位は「プライベートの時間を確保できるか」42.0％となりました。（（2）に続く）

調査結果