2021年版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

2021年版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 2021年3月に小学校を卒業した子どもとその親(男の子とその親:各506名/女の子とその親:各527名) 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもに贈る実施先の社会貢献活動【ランドセルは海を越えて】キャンペーンにご協力いただいた方にアンケートを実施 調査期間 2021年1月中旬~2021年3月中旬

調査結果の概要

株式会社クラレでは、今春小学校を卒業した子どもとその親を対象に、「将来就きたい職業」と「就かせたい職業」のアンケート調査を実施しました。その結果、男の子が就きたい職業の1位は昨年に続き、「スポーツ選手」16.8%、女の子の1位は「看護師」8.0%となりました。男の子1位の「スポーツ選手」の内訳を見ると、サッカーが44.7%(昨年33.8%)で、昨年1番人気だった野球の23.5%(昨年35.0%)を大きく上回りました。eスポーツは、今年も比率を伸ばして8.2%(昨年5.0%)となり、テニスやバスケットボールを追い越しました。2位は「研究者」6.9%でした。内訳を見ると、「海洋生物学者」「天文学者」「製薬研究員」のように、ジャンルがはっきりしている回答も48.5%ありました。今、興味や関心を持っているテーマを、大人になっても突き詰めていきたいという意識がうかがえました。「ユーチューバー」4.3%が昨年の16位から大きく順位を伸ばし、過去最高の4位に入りました。女の子が就きたい職業の1位は「看護師」でした。「医師」4.2%は9位に順位を下げましたが、6位「薬剤師」5.1%、9位「医療関係」4.2%と10位以内に医療職が4つ入りました。今年、最も比率を伸ばしたのは、8位の「芸能人・歌手・モデル」(昨年2.2%→今年4.7%)でした。内訳を見ると、「声優」が最も多く48.0%を占めました。人気のアニメ作品など多方面で活躍する声優に憧れる子どもが増えているようです。男の子の保護者が子どもに就かせたい職業は、昨年に続き「公務員」18.4%が1位となりました。また、「会社員」7.1%が昨年の7位から順位を上げて2位に入ったことからも、安定志向がさらに高まったと言えそうです。女の子の保護者が就かせたい職業は、昨年同様1位「看護師」13.1%、2位「公務員」11.0%でした。3位には「医療関係」8.3%、4位には「薬剤師」8.0%が入り、子どもと同じく医療職が人気でした。

調査結果

小学6年生の将来就きたい職業トップ20
<男の子編>(単位:%)
男の子の保護者トップ5(単位:%)
小学6年生の将来就きたい職業トップ20
<女の子編>(単位:%)
女の子の保護者トップ5(単位:%)