コロナ禍後の小学校、教員の半数以上がトイレ掃除~アンケートから見えてきた小学校トイレの今~

調査対象 大阪府下の小学校教諭など(n=92) 調査実施先 小林製薬株式会社
調査方法 インターネット調査 調査期間 2020/09/07~2020/10/03

調査結果の概要

小林製薬株式会社は、社会貢献活動の一環として、小学校のトイレ環境の改善を目的に、2010年より【小学校に洋式トイレプレゼント!】(旧「トイレぴかぴか計画」)として、洋式トイレへの改修や乾式床(防臭シート)への変更等、ハード面での支援活動を続けてきました。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大の懸念より、本年の活動は中止せざるをえませんでした。非常事態宣言後の学校再開から約5ヶ月、いつ収束するかわからないコロナ禍の小学校の現状を知り、今後の【小学校に洋式トイレプレゼント!】の活動改善に活かすべく、現在のトイレ環境についてアンケートを実施しました。まず、コロナ禍において、児童のトイレ使用に不安を感じますか?と質問したところ、「非常に感じる」10.9%、「やや感じる」43.5%で半数以上、多くの方がやはり不安を感じているようです。児童のトイレ使用で不安に感じていることでは、「トイレ内のレバーや便器に多くの児童が触れること」73.9%が7割以上、「蛇口のレバーに多くの児童が触れること」56.8%が5割以上となりました。触れることによる感染を懸念している方が多いようです。今後、児童がトイレを掃除するのは不安ですか?と質問した結果、「非常に不安を感じる」10.5%、「やや不安を感じる」54.7%を合わせると教諭の6割以上が児童にトイレ掃除をさせることに不安を感じているようです。コロナ禍のトイレ掃除、不安に感じていることを尋ねました。「トイレ内のレバーや便器に触れること」78.3%が7割以上、「水しぶきや蛇口のレバー、掃除道具に触れること」(各42.4%、33.7%、30.4%)が3割以上となりました。教諭から見てトイレ掃除においても“触れること”に不安があるようです。コロナ禍のトイレ、消毒で困っていることを質問したところ、「適切な頻度が分からない」50.6%が5割以上となりました。他の項目に比べて断トツに多く、消毒の頻度について困っているようです。その一方で、コロナ禍のトイレ、消毒の頻度は?の質問の回答を見ますと、適切な頻度に悩みながらも、半数以上(67.4%)の学校が「1日に1回」消毒されているようです。

調査結果

コロナ禍において、児童のトイレ使用にあなたは不安を感じますか?(単独回答)(単位:%)
児童のトイレ使用で、あなたが不安に感じていることは?(複数回答)(単位:%)
今後、児童がトイレを掃除するのは不安?(単独回答)(単位:%)
コロナ禍のトイレ掃除、あなたが不安に感じていることは?(複数回答)(単位:%)
コロナ禍のトイレ、消毒で困っていることは?(複数回答)(単位:%)
コロナ禍のトイレ、消毒の頻度は?(単位:%)