10歳キラキラ白書【2020年版】（１）

調査結果の概要

株式会社ワコールでは、10歳の女子たちとその親世代に向けて輝やかしい未来につながる大切なことを知ってもらう「10歳の未来プロジェクト」を2015年から行っています。このプロジェクトの一環である『10歳キラキラ白書』では同社のWEB サイト上で実施した意識調査をもとに、10歳の女子のイマを探り、理解を深めてきました。2016年の3月の発表から、5年目となる今回は10歳をより深く知るために“男子”にも注目、10歳から14歳までの男女を対象に意識調査を実施しました。親子のコミュニケーションについて、お母さんと話すのは楽しいですか？という問いに対して、10歳男子は96.4％、女子は89.4％が『楽しい（「すごくそう思う」「少しそう思う」 計）』と回答、また、お母さんに悩みごとを相談しますか？という質問に対して、男子の61.7％、女子の62.2％が『相談する（「非常によくする」「まあよくする」 計）』と回答。10歳は男女共に母親との会話を楽しみ、悩みごとも母親に相談する傾向がありました。ところが、お父さんと話すのは楽しいですか？の質問に、男子の93.3％、女子の70.4％が『楽しい（同）』と回答、お父さんに悩みごとを相談しますか？の質問では、男子の33.3％、女子の20.5％が『相談する（同）』と回答。女子より男子のほうが父親と楽しく会話をし、悩みごとも父親に相談している傾向がみられました。10歳のジェンダー意識を調査したところ、男子は男らしく、女子は女らしくするのがいいと思う？という質問では、女子の57.6％が「そう思わない」と答えたのに対し、男子の77.2％が『そう思う（「すごくそう思う」「少しそう思う」 計）』と回答。さらに、男子が人前で泣くのは、かっこ悪いと思う？との問いにも、男子の68.5％が『そう思う（同）』と答えており、イマドキの10歳男子は意外と“男らしさ”を意識していることがわかりました。男子は家事をしなくていいと思う？という問いに、10歳男女の8割以上が「そう思わない」（男子81.3％、女子87.3％）と回答。さらに、女子は結婚して子どもが生まれたら仕事をやめたほうがいいと思う？の項目では、10歳男女の8割以上が『そう思わない（「まったくそう思わない」「あまりそう思わない」 計）』（男子78.3％、女子73.5％）と考えています。（（2）に続く）

調査結果