2020年度(第31回) 新入社員の会社生活調査(2)

調査対象 産能マネジメントスクール主催の新入社員セミナー参加者 79人(男性50人、女性29人) 調査実施先 学校法人産業能率大学
調査方法 書面アンケートによる回答肢選択方式 調査期間 2020/03/26~2020/04/07

調査結果の概要

((1)より続く)将来のキャリアについてどのように考えているかについては、「管理者として部下を動かし、部門の業績向上の指揮を執る」47.4%がトップとなりました。前年トップだった「役職には就かず、担当業務のエキスパートとして成果を上げる」37.2%は、前年度(46.2%)より9ポイント減りました。目標とする役職・地位については、「社長」8.9%が前年度比で-1.9ポイントとなりましたが、「役員」(20.3%/前年度比+5.0ポイント)、「部長クラス」(20.3%/前年度比+0.5ポイント)は増加しています。「課長クラス」(5.1%/前年度比-2.4ポイント)、「係長クラス」(1.3%/前年度比-2.5ポイント)は低下しました。いつまで被雇用者(会社勤めなど)として働きたいかを尋ねたところ、「60歳(定年)」と回答した人が44.3%(前年度比+1.2ポイント)で最多となりました。前年度から大きく増えたのは「50代(早期優遇退職)」16.5%で前年度(10.1%)から6.4ポイント増加しています。前問の年代で退職した後にやりたいことはを聞くと、「趣味の時間を楽しむ」78.5%が最も多く、2位「資産運用などで生計を立てる」31.6%を大きく引き離しています。年功序列と成果主義のどちらを望むかを尋ねた結果、「成果主義」が59.0%、「年功序列」が41.0%となりました。「成果主義」を望む声は前年度(56.4%)よりも2.6ポイント増えています。また、“終身雇用制度”を望むかでは、「望む」が64.9%、「望まない」が35.1%となりました。依然として望む声が多数を占めています。

調査結果

将来の進路としてどのような方向を望みますか?(1つ選択、n=78)(単位:%)
あなたが目標とする役職・地位は?(1つ選択、n=79)(単位:%)
“人生100年時代”と言われている中で、あなたはいつまで被雇用者(会社勤めなど)として働きたいと思いますか?(1つ選択、n=79)(単位:%)
前問の年代で退職した後にやりたいことをお選びください。(5つまで選択、n=79、上位5項目抜粋)(単位:%)
年齢や在籍年数に応じて昇進や待遇が決まる年功序列的な人事制度と、業績に応じて決まる成果主義的な人事制度ではどちらを望みますか?(1つ選択、n=78)(単位:%)
“終身雇用制度”を望みますか?(1つ選択、n=77)(単位:%)