2020年度(第31回) 新入社員の会社生活調査(1)

調査対象 産能マネジメントスクール主催の新入社員セミナー参加者 79人(男性50人、女性29人) 調査実施先 学校法人産業能率大学
調査方法 書面アンケートによる回答肢選択方式 調査期間 2020/03/26~2020/04/07

調査結果の概要

学校法人産業能率大学 総合研究所は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し、“2020年度 新入社員の会社生活調査”としてまとめました。調査は、同大学の産能マネジメントスクールが開催する【新入社員セミナー】に参加した新入社員を対象に実施しました。今年度は、新型コロナウイルス感染防止のために対面型セミナーからオンラインセミナーに変更されたこともあり、昨年の回答数(429人)から減少しています。2020年度入社の新入社員に就職活動を振り返ってもらったところ、「かなり大変だった」は35.4%、「思ったより大変だった」は36.7%で、合わせて72.1%が『大変だった』と回答し、前年度から3.6ポイント増加しました。「かなり大変だった」は前年度比11.8ポイントの増加でした。こうした厳しい環境での就職活動の満足度は、「たいへん満足」が27.8%で、前年度から20ポイント近く下げました。就職先を選ぶ際に重視した点は、「業種」62.0%が最も高く、「職務内容」と「福利厚生」が50.6%となり、いずれも半数を超えてトップ3となっています。“働く”上で重要だと思うことは、「仕事を通じて自分自身が成長すること」61.5%が最も多くなっています。2位は「仕事内容に見合う報酬が得られること」46.2%、3位は「長期間、安心して働けること」41.0%となりました。働き始めるにあたり、不安に思っていることは、「自分の能力で仕事をやっていけるか」63.3%がトップでした。これと2位の「上司・先輩とうまくやっていけるか」51.9%が3位以下を大きく引き離しています。《会社のどのような立場の人に指導や説明を受けたいか?》を<A.会社の経営方針や将来性>、<B.仕事での実務>、<C.仕事上のマナー>のそれぞれについて質問しました。その結果、会社の経営方針や将来性は、「社長」57.7%が最も多く、次いで「役員」21.8%で、会社のトップクラスから受けたいとしています。仕事での実務は、「先輩社員」が62.0%で、「係長」が20.3%で続き、自分に近い人から受けたいとしています。仕事上のマナーも「先輩社員」が68.4%と最も高くなりました。((2)に続く)

調査結果

就職活動を振り返って、どのように感じましたか?(1つ選択、n=79)(単位:%)
就職活動の結果に満足していますか?(1つ選択、n=79)(単位:%)
就職先を選ぶ際に重視した点はなんですか?(5つまで選択可、n=79、上位6項目抜粋)(単位:%)
あなたは“働く”上で、どのようなことが自分にとって重要だと感じますか?(3つまで選択可、n=78、上位5項目抜粋)(単位:%)
働き始めるにあたって、不安に思っていることは何ですか?(3つまで選択可、n=79、上位5項目抜粋)(単位:%)
次のA~Cについて、会社のどのような立場の人に指導や説明を受けたいと思いますか?(各1つ選択)(A.n=79/B.n=79/C.n=79)(単位:%)