2020年版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 2020年3月に小学校を卒業した子どもとその親(男の子とその親:各478名/女の子とその親:各543名) 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもに贈る実施先の社会貢献活動【ランドセルは海を越えて】キャンペーンにご協力いただいた方にアンケートを実施 調査期間 2020/01/13~2020/03/13(中旬)

調査結果の概要

株式会社クラレでは、今春小学校を卒業した子どもとその親を対象に、「将来就きたい職業」と「就かせたい職業」のアンケート調査を実施しました。その結果、男の子が就きたい職業の1位は昨年に続き、「スポーツ選手」16.7%、女の子の1位は「保育士」7.0%となりました。男の子1位の「スポーツ選手」の競技の内訳を見ると、野球が35.0%(昨年29.6%)でサッカーの33.8%(同40.9%)をわずかに上回り、一番人気でした。昨年初めて登場したeスポーツは5.0%(昨年4.3%)で、野球、サッカー、バスケットボールに続きました。2位には初めて「医師」6.5%が入りました。「医師」は女の子でも順位を上げており、男女問わず人気を集めました。3位には「大工・職人」5.4%が初めて入りました。DIYをテーマにしたテレビ番組や動画配信は子どもにも人気で、ものづくりを職業にしたいと考えるきっかけになっているのかもしれません。6位の「警察官」3.8%も過去最高順位となりました。女の子が就きたい職業は「保育士」7.0%が1位となりました。昨年1位の「教員」5.3%は6位に後退しました。代わって、2位「看護師」6.4%、4位「医師」5.7%、5位「薬剤師」5.5%などの医療職がいずれも順位を上げました。人の健康を守る仕事に関心が高まっているようです。男女の10位以内で共通している職業は「医師」と「教員」ですが、男女どちらも「医師」は順位を上げ、「教員」は順位を下げました。3位は「パティシエ・パン屋」6.1%が入りました。やや順位を落としたものの、8位「美容師」4.8%、12位「デザイナー」2.6%も男の子の上位には入らない職業。かわいいもの、美しいものを作りだす仕事に、女の子は憧れを抱くようです。男の子の保護者が子どもに就かせたい職業は、昨年に続き「公務員」14.2%が1位となりました。子どもの調査では近年順位を下げている「エンジニア」ですが、保護者では2位(7.1%)に入りました。「医師」6.9%は保護者でも順位を上げ、初めて3位に入りました。女の子の保護者が就かせたい職業の1位は、昨年に続き圧倒的人気で「看護師」12.3%でした。2位には「医療関係」9.6%、3位には「薬剤師」8.3%が入り、医療職が上位を占めました。

調査結果

小学6年生の将来就きたい職業トップ20
<男の子編>(単位:%)
男の子の保護者が子どもに就かせたい職業トップ5(単位:%)
小学6年生の将来就きたい職業トップ20
<女の子編>(単位:%)
女の子の保護者が子どもに就かせたい職業トップ5(単位:%)