10代女性への新型コロナウイルスの影響に関する調査 |
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調査結果の概要
ティーン世代のトレンドやインサイトを分析するマーケティング研究機関【TT総研 -Teens Trend総研-】(ティーティー ソウケン)は、10代女性への新型コロナウイルスの影響に関する調査をおこないました。はじめに、直近1か月で増えた時間について聞いたところ、約8割(78.4%)が「SNS」と回答。次いで、「ゲーム」58.1%、「テレビ」55.2%の順となりました。一方、直近1か月で減った時間では、約5割(49.5%)が「勉強」と答えた他、「散歩・ランニング」26.0%、「筋トレ・ストレッチ」17.5%といった回答が上位に挙がりました。具体的に10代女子のSNS利用はどのように増えているのでしょうか。直近1か月で変化した〈SNSの使い方〉について聞いたところ、約8割が「YouTubeを今まで以上に見るようになった」と回答しました(79.7%)。また、他のSNSについても「今まで以上に見るようになった」というユーザーは多く、Twitterが66.3%、Instagramが62.9%、TikTokが30.5%という結果になりました。次に、直近1か月で購入したものについて聞いたところ、40.0%が「化粧品」、30.5%が「衣服」と回答。コロナの影響下でも、10代女性の購入したものは身だしなみアイテムが上位を占める結果となりました。次いで書籍関連の購入品が目立ち、「マンガ」が21.9%、「小説」が17.1%、「勉強法本」が9.5%という結果になりました。続いて、直近1か月で初めて利用したオンラインサービスについて聞いたところ、「ABEMA」11.4%、「メルカリ」9.5%、「Amazon」8.3%といった、有料の動画配信サービスや音楽配信サービスの初めての利用が目立ちました。メディアやSNSによって日々発信されている日本経済や医療現場の危機的状況は、もちろん10代の目にも届いています。そのような情報接触によって、10代女性の将来観や考え方は変化しているのでしょうか。現時点で将来なりたい職業について聞いたところ、1位「医師・看護師」12.1%、2位「公務員」10.5%、3位「会社員」10.2%という結果となりました。最後に、直近1か月での考え方の変化について聞いたところ、「お金を大切に使いたい」が50.5%、「社会問題に関心を持った」が49.8%、「十分な運動を心がけたい」が45.4%という結果になりました。