2020年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 2020年4月に小学校に入学する子ども4,000名(男女各2,000名)とその親4,000名 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 インターネット回答分から有効回答を抽出 調査期間 2019/07~2019/12

調査結果の概要

ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革〈クラリーノ〉を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレは、この春に小学校に入学する子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。その結果、子どもが将来就きたい職業の1位は、男の子は調査開始以来22年連続で「スポーツ選手」18.8%でした。内訳は、「サッカー」56.9%、「野球」19.1%に続き、「ラグビー」4.0%が人気を集めました。一方で、「スポーツ選手」の比率は2007年をピークに減少傾向にあり、2012年から9年連続2位の「警察官」15.1%がさらに差を詰めました。「ユーチューバー」2.4%は初のトップ10入り、「宇宙関係(宇宙飛行士など)」2.2%も過去最高の11位となりました。女の子の1位は、調査開始以来22年連続で「ケーキ屋・パン屋」でした。全体の26.0%と絶大の人気で、2位以下を大きく引き離しました。内訳は、「ケーキ屋」58.7%と「パティシエ」23.3%が約8割を占めました。2位にはアイドル人気を背景に「芸能人・歌手・モデル」8.8%が入り、上位の職業に大きな変化はないものの、「看護師」6.0%、「保育士」5.4%など、子どもたちにとって身近な職業が比率を伸ばしました。親の就かせたい職業は、男の子は調査開始以来、毎年3位内をキープしていた「スポーツ選手」8.0%が今年初めて4位となり、トップ3は安定感のある職業が占めました。「公務員」19.8%が1位から落ちたのは、「スポーツ選手」が1位となった2009年の一度だけです。「医師」8.6%は昨年初めて3位内から落ちましたが、今年は2位に返り咲き。「医療関係」2.6%も初めてトップ10入りしました。女の子は調査開始以来連続1位の「看護師」17.9%の他、3位に「薬剤師」7.9%、4位に「医師」6.8%、5位に「医療関係」6.0%と、医療系の職業が引き続き人気を集めました。「医療関係」は過去最高タイ順位、過去最高比率でした(内訳では、「助産師」「歯科衛生士」「検査技師」「臨床心理士」といった職業が挙がりました)。

調査結果

男の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
男の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)
女の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
女の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)