上場企業の部長に関する実態調査(2)

調査対象 従業員数100人以上の上場企業に勤務し、部下を1人以上持つ部長 336人(男性332人、女性4人) 調査実施先 学校法人産業能率大学総合研究所
調査方法 インターネット調査 調査期間 2019/03/20~2019/03/27

調査結果の概要

((1)より続く)マネージャーとして期待に応えるために十分な権限を与えられていると思うかについて尋ねました。「思う」18.5%と「どちらかと言えば思う」57.3%を足すとおよそ3/4(75.8%)が権限を与えられていると思っています。職場の部下について尋ねました。「自分よりも年上の部下がいる」が51.8%でトップとなり、次いで「自分より、職場の在籍年数が長い部下がいる」43.5%、「自分より、仕事に関する専門性が高い部下がいる」38.1%となりました。部下の業務遂行における課題は何かを尋ねました。その結果、「“報・連・相”が不十分である」37.5%、「前例踏襲から抜け出せない」36.0%、「仕事の優先順位をつけられない」35.7%が上位3項目となりました。自分に不足を感じている知識・能力について尋ねました。その結果、「語学力」37.2%が最も多く、以下「戦略的にものごとを考える力」24.7%、「財務・管理会計に関する知識」20.8%、「上司を動かす力」20.8%、「経営戦略/マーケティングに関する知識」17.9%となりました。今後強化したい知識・能力について尋ねました。その結果、1位が「戦略的にものごとを考える力」31.8%、2位が「語学力」22.3%、3位が「職場の構想(ミッションやビジョン)を描く力」21.7%となっています。語学(英語)レベルについて尋ねた結果、「まったく会話ができない」12.5%、「ごく限られた場面で短いフレーズの会話ができる」36.9%、「海外旅行で不自由しない程度の会話ができる」17.6%、「日常生活で不自由しない程度の会話ができる」15.8%、「交渉・折衝も含めてビジネス上で不自由しない程度の会話ができる」14.6%、「ネイティブと変わらないレベルの会話ができる」2.7%となりました。ビジネスとネイティブを合わせた17.3%の部長がビジネスで通用するレベル以上の語学(英語)力を有しています。

調査結果

あなたはマネージャーとして期待に応えるために十分な権限を与えられていると思いますか?(単位:%)
あなたの職場の部下について、あてはまるものをすべて選択してください。(複数回答、上位5項目抜粋)(単位:%)
あなたの部下の業務遂行における課題は何ですか?(複数回答)(単位:%)
あなた自身、不足を感じている能力は何ですか?(複数回答、上位10項目抜粋)(単位:%)
あなた自身、今後強化したいと考えている能力をお選びください。(複数回答、上位10項目抜粋)(単位:%)
あなたの語学力(英語)についてお答えください。(単位:%)