“成年年齢の引き下げ”に関する調査

調査対象 20代~70代の男女 1,003名 調査実施先 株式会社エアトリインターナショナル
調査方法 インターネット調査 調査期間 2020/01/19~2020/01/21

調査結果の概要

昨年、成年年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法法案が可決され、2022年より成年年齢が変わります。そこで、株式会社エアトリの子会社で総合旅行プラットフォーム【エアトリ】(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリインターナショナルは、20代~70代の男女を対象に“成年年齢の引き下げ”に関する調査を実施しました。まず、2022年から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることを知っていましたか?と尋ねました。「知っていた」と回答した方は79.1%なり、多くの方に認知されていることが分かりました。続いて、成年年齢が18歳になることについてどう思いますか?と聞いたところ、「反対」が22.9%、「賛成」が13ポイント以上高い36.6%となった一方、最多は「どちらとも言えない」40.5%となりました。また、性別で分けた場合、男性は「賛成」41.7%が多数派になった一方、女性は「反対」28.7%が「賛成」25.7%を上回りました。成年年齢の引き下げについては女性の方が不安視していることが窺えました。成年年齢が18歳に引き下げられても飲酒やギャンブルなど、変わらず20歳までできないこともあります。そこで、できること、負うことをどのくらいの方がきちんと理解できているかを調べたところ、(18歳からできるようになる「養子を迎える」は18.8%の方しか選ばなかった一方で、)まだ議論が交わされている「刑事責任」については79.5%もの方が選びました。(成年年齢が引き下げになっても20歳までは禁止される「飲酒」「ギャンブル」「喫煙」全てにおいても3割以上の方が選択しており、成年年齢が引き下げられることは知っていても具体的な内容まで理解できている方は非常に少ないようです。)“少年法”の対象年齢を【18歳未満】に引き下げることについてどう思いますか?という質問に、約4人に3人は「賛成」74.1%と回答しました。成年年齢を18歳に引き下げるのと同時に女性が結婚できる年齢は16歳から18歳に引き上がることを知っていましたか?と尋ねました。成年年齢の引き下げについては8割もの方が知っていた一方で、女性の結婚可能年齢が引き上がることについては7割近くの方が「知らなかった」68.0%と回答しました。また、女性が結婚できる年齢を16歳から18歳に引き上げることについてどう思いますか?と聞いたところ、過半数が「賛成」51.3%と回答、女性は男性よりも「賛成」(女性:57.5%、男性:48.1%)の割合が高くなりました。

調査結果

2022年から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることを知っていましたか?(単位:%)
成年年齢が18歳になることについてどう思いますか?(単位:%)
成年年齢が18歳になることによって18歳から“できること/負うこと”はどれだと思いますか?(n=1,003、10項目抜粋)(単位:%)
“少年法”の対象年齢を【18歳未満】に引き下げることについてどう思いますか?(単位:%)
成年年齢を18歳に引き下げるのと同時に女性が結婚できる年齢は16歳から18歳に引き上がることを知っていましたか?(単位:%)
女性が結婚できる年齢を16歳から18歳に引き上げることについてどう思いますか?(単位:%)