第5回 上場企業の課長に関する実態調査(2) |
||||||||
|
調査結果の概要
((1)より続く)マネージャーとして期待に応えるために十分な権限を与えられていると思うかについて尋ねました。「思わない」8.0%と「どちらかと言えば思わない」29.4%を足すと37.4%(約4割)が権限を与えられていないと思っています。あなたの部下に不足していると感じる知識・能力・態度は何かを尋ねました。その結果、「課題を明確にする力」37.8%が1位になりました。2位は「新しいアイデアを生み出す力」30.7%、3位は「問題を把握する力」26.3%でした。あなたの部下の業務遂行における課題は何かを尋ねました。その結果、「“報・連・相”が不十分である」37.5%、「仕事の優先順位をつけられない」36.8%、「PDCAが回せていない」35.0%が上位3項目となりました。自身、不足を感じている知識・能力について尋ねました。その結果、「語学力」39.1%が最も多く、以下「戦略的にものごとを考える力」28.4%、「上司を動かす力」24.1%、「部下を率いていく力」21.6%、「部下を育成する力」21.4%となりました。また、今後強化したいと考えている知識・能力についても尋ねました。その結果、1位が「戦略的にものごとを考える力」26.9%、2位が「語学力」25.1%、3位が「部下を育成する力」18.8%となっています。最終的になりたい立場について尋ねました。「経営者(社長)になる」2.8%、「役員クラスのポジションに就く」10.6%、「部長クラスのポジションに就く」37.5%、「現在のポジション(課長)を維持する」35.7%、「プレイヤーの立場に戻る」13.3%となりました。