第5回 上場企業の課長に関する実態調査(2)

調査対象 従業員数100人以上の上場企業に勤務し、部下を1人以上持つ課長 714人(男性 693人、女性 21人) 調査実施先 学校法人産業能率大学総合研究所
調査方法 インターネットリサーチ 調査期間 2019/03/20~2019/03/27

調査結果の概要

((1)より続く)マネージャーとして期待に応えるために十分な権限を与えられていると思うかについて尋ねました。「思わない」8.0%と「どちらかと言えば思わない」29.4%を足すと37.4%(約4割)が権限を与えられていないと思っています。あなたの部下に不足していると感じる知識・能力・態度は何かを尋ねました。その結果、「課題を明確にする力」37.8%が1位になりました。2位は「新しいアイデアを生み出す力」30.7%、3位は「問題を把握する力」26.3%でした。あなたの部下の業務遂行における課題は何かを尋ねました。その結果、「“報・連・相”が不十分である」37.5%、「仕事の優先順位をつけられない」36.8%、「PDCAが回せていない」35.0%が上位3項目となりました。自身、不足を感じている知識・能力について尋ねました。その結果、「語学力」39.1%が最も多く、以下「戦略的にものごとを考える力」28.4%、「上司を動かす力」24.1%、「部下を率いていく力」21.6%、「部下を育成する力」21.4%となりました。また、今後強化したいと考えている知識・能力についても尋ねました。その結果、1位が「戦略的にものごとを考える力」26.9%、2位が「語学力」25.1%、3位が「部下を育成する力」18.8%となっています。最終的になりたい立場について尋ねました。「経営者(社長)になる」2.8%、「役員クラスのポジションに就く」10.6%、「部長クラスのポジションに就く」37.5%、「現在のポジション(課長)を維持する」35.7%、「プレイヤーの立場に戻る」13.3%となりました。

調査結果

あなたはマネージャーとして期待に応えるために十分な権限を与えられていると思いますか。(単位:%)
あなたの部下に不足していると感じる知識・能力・態度についてお答えください。(複数回答、上位10項目抜粋)(単位:%)
あなたの部下の業務遂行における課題は何ですか。(複数回答)(単位:%)
あなた自身、不足を感じている知識・能力は何ですか。(複数回答、上位10項目抜粋)(単位:%)
あなた自身、今後強化したいと考えている知識・能力をお選びください。(複数回答、上位10項目抜粋)(単位:%)
最終的になりたい立場についてお答えください。(単位:%)