ヘアドネーションに関する意識調査

調査対象 全国の10代~50代以上の男女 1,030名(男女各年代103名)(有効回答数) 調査実施先 株式会社アデランス
調査方法 インターネットアンケート 調査期間 2019/07/24~2019/07/26

調査結果の概要

毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランスは、『ヘアドネーションに関する意識調査』を実施しました。当社では2015年3月から、ヘアドネーション(髪の寄付)によって製作した人毛100%のオーダーメイドフルウィッグを、病気などでウィッグを必要とする子どもたちに無償提供しているNPO法人Japan Hair Donation & Charity(JHD&C=ジャーダック)への協力を行っています。初めに、癌や白血病、先天性の無毛症、不慮の事故などにより脱毛する子供たちがいることを知っていますか?と尋ねたところ、78.3%の方が「知っている」と回答しました。次に、ヘアドネーション(髪の寄付)を知っていますか?と尋ねたところ、全体で60.9%の方が「知っている」と回答。更に男女別でみると、男性が45.6%と5割を切ったのに対し、女性は76.1%と約3割も高い結果となりました。また、ヘアドネーションについて約6割の方が「興味がある」16.0%、「どちらかといえば興味がある」43.3%と回答しました。男女別にみると、女性の方が高い関心を示しており、74.3%の方が「興味がある」22.3%、「どちらかといえば興味がある」52.0%と回答し、男性の44.3%に比べ30%も高い結果となりました。ヘアドネーションの実施意向について尋ねたところ、「すでにやったことがある」と答えた方は1.4%に留まりましたが、「やってみたいと思う」と回答した方は28.6%と約3割の方が実際にやってみたいと思っていることがわかりました。年齢別にみると、10代、20代の若年層は4割弱の方が実際にやってみたいと思っており、ヘアドネーションへの実施意向が他の年代と比べて高いことがわかりました。「すでにやったことがある」「やってみたい」と答えた方に、なぜやってみたいと思いましたか?と尋ねたところ、約8割の方が「病気で苦しむ子供たちの力になりたいから」79.0%と回答し、「自分にも簡単にできそうだから」57.3%、「社会貢献に興味があるから」32.7%と続きました。ヘアドネーションに関して、あなたがハードルを感じる点は何ですか?と尋ねたところ、「髪を伸ばすのが大変」46.7%がトップとなりました。JHD&Cの規定では、31cm以上の長さがあることが定められており、この長さを伸ばすことにハードルを感じていることがわかりました。また、2位が「寄付できる髪の条件がわからない」45.8%となっており、長さやカラー、ブリーチなど、自分の髪がヘアドネーションできる髪の条件を満たしているのかわからないという点もハードルに感じていることがわかりました。

調査結果

あなたは癌や白血病、先天性の無毛症、不慮の事故などにより脱毛する子供たちがいることを知っていますか?(単一回答、n=1,030)(単位:%)
あなたはヘアドネーション(髪の寄付)を知っていますか?(単一回答、n=1,030)(単位:%)
あなたはヘアドネーションに興味がありますか?(単一回答、n=1,030)(単位:%)
あなたは実際にヘアドネーションをやったことがありますか? やったことがない方はやってみたいと思うかお答えください。(単一回答、n=1,030)(単位:%)
Q5で「すでにやったことがある」「やってみたい」と答えた方にお聞きします。なぜ「やってみたい」と思いましたか?(いくつでも、複数回答、n=309)(単位:%)
ヘアドネーションに関して、あなたがハードルを感じる点は何ですか?(いくつでも、複数回答、n=1,030)(単位:%)