2019年度(第30回) 新入社員の会社生活調査(2)

調査対象 産能マネジメントスクール主催の新入社員セミナー参加者のうち 104社442人(有効回答 429人:男性281人、女性148人) 調査実施先 学校法人産業能率大学 総合研究所
調査方法 書面アンケートによる回答肢選択方式 調査期間 2019/03/28~2019/04/10

調査結果の概要

((1)より続く)“転勤”についてどのように考えていますか?と尋ねたところ、「一度も転勤せずに同じ場所で働き続けたい」36.4%が最も多く、「転居を伴う場合でも期間が限定されていれば転勤してもよい」23.7%が続き、「転居の有無、期間に関係なく転勤してもよい」21.6%、「転居を伴わないのであれば転勤してもよい」18.3%となりました。男女別で見ると、「転居の有無、期間に関係なく転勤してもよい」について、男性は26.6%、女性は12.2%と大きな差が見られました。先ごろ政府から、希望する人が70歳まで働き続けられる就業機会を確保するための法改正を目指すと発表されましたが、いつまでサラリーマンとして働きたいと思いますか?と尋ねたところ、「60歳(定年)」と回答した人が43.1%で最多となりました。『60歳を過ぎても働きたい(「65歳(再雇用)」22.8%、「定年無し」9.9% 計)』と回答したのは32.7%となりました。一方、「50代(早期優遇退職)」は10.1%でした。 前問の年代で退職した後にやりたいことでは、「趣味の時間を楽しむ」74.1%が最も多く、「資産運用などで生計を立てる」18.9%、「専業主夫・主婦として家庭を支える」17.7%となりました。将来支給される公的年金(国民年金・厚生年金等)を老後の収入として期待していますか?と尋ねたところ、全体では「期待していない」34.7%と「どちらかといえば期待していない」33.6%を合わせると68.3%、男性では68.1%、女性では68.7%が『期待していない』と回答しています。 年功序列と成果主義について二者択一で尋ねた結果、「成果主義」が56.4%、「年功序列」が43.6%となりました。 男女別に「成果主義」を見ると、男性は57.6%、女性は54.1%と、僅かですが男性の方が「成果主義」を支持しています。また、終身雇用制度については、「望む」が64.0%、「望まない」が36.0%となりました。男女別で見ると、「望む」については男性は61.2%、女性は69.4%と、女性の方が“終身雇用制度”を望む声が多いようです。

調査結果

あなたは“転勤”についてどのように考えていますか?(全体、n=426)(単位:%)
“人生100年時代”と言われている中で、あなたはいつまでサラリーマンとして働きたいと思いますか?(全体、n=425)(単位:%)
前問の年代で退職した後にやりたいことをお選びください。(全体、n=426、5項目抜粋)(単位:%)
将来支給される公的年金(国民年金・厚生年金等)を老後の収入として期待していますか?(全体、n=426)(単位:%)
年齢や在籍年数に応じて昇進や待遇が決まる年功序列的な人事制度と、業績に応じて決まる成果主義的な人事制度ではどちらを望みますか?(全体、n=424)(単位:%)
“終身雇用制度”を望みますか?(全体、n=422)(単位:%)