2019年版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」 |
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調査結果の概要
株式会社クラレは、今春小学校を卒業した子どもとその親を対象に、「将来就きたい職業」と「就かせたい職業」のアンケート調査を実施しました。その結果、男の子が就きたい職業の1位は、昨年に続き「スポーツ選手」18.0%、女の子の1位は「教員」6.9%となりました。男の子1位の「スポーツ選手」の競技の内訳をみると、サッカーや野球が多くの票を獲得する中、今年初めてeスポーツが登場しました。国内でもプロリーグが発足し、10月には全国初となる都道府県対抗のeスポーツ大会も開催される予定で、子どもたちの関心も高まっているようです。2位には昨年5位に順位を下げていた「研究者」7.2%、3位には「医師」5.2%が入りました。また、「大工・職人」3.9%が昨年16位から6位に大きく順位を上げました。ブロックでできた仮想空間の中で、ものづくりができるゲームのヒットも影響しているのでしょうか。人材不足や高齢化が懸念される職種とあって、子どもたちの関心の高まりに注目したいところです。女の子が就きたい職業女の子の1位は「教員」6.9%、2位は「保育士」6.7%で、子どもと関わる職業が上位に入りました。10位以内では、3位「看護師」6.4%、9位「医療関係」3.8%といった医療職が目立ちますが、昨年1位だった「医師」3.8%は医学部の不正入試問題なども影響したのか、9位に順位を落としています。おしゃれに関する仕事に興味を持つ女の子も多く、「美容師」4.8%は14位から5位に大きく順位を上げ、8位には「デザイナー」3.9%が入りました。男の子の保護者が子どもに就かせたい職業は、昨年に続き「公務員」13.1%が1位となり、2位「会社員」8.1%、3位「研究者」7.3%となりました。女の子の保護者が就かせたい職業の1位は、昨年に続き圧倒的人気で「看護師」12.5%でした。2位には「医療関係」7.5%、3位には「薬剤師」7.2%が入り、医療職が上位を占めました。