10歳キラキラ白書【2019年版】（１）

調査結果の概要

株式会社ワコールでは、 10歳の女の子たちとその親世代に向けて輝やかしい未来につながる大切なことを知ってもらう「10歳の未来プロジェクト」を2015年から行っています。このプロジェクトの一環である、『10歳キラキラ白書』は同社のWEB サイト上で実施した意識調査を基に10歳の女の子の実態を顕在化し、親子の関係性も紐解きながら、コミュニケーションの在り方を提案しています。現在の日本では、女性の社会進出に伴い、共働き家庭が増加。家事や育児は女性だけのものではなく、男性も参加し、分担している家庭が増えています。本白書では、これまでは[“母娘”におけるコミュニケーションの在り方]について提案を行ってきましたが、こうした社会背景、生活の変化をふまえ、今回は、“10歳女子が描く、結婚観・仕事観etc”について、10歳を中心とした成長期の女の子の意識調査を実施しました。女子は結婚をして子どもが生まれたら仕事を辞めた方が良いと思う？という問いに対して、10歳女子の6割以上（66％）が『そう思わない（「あまりそう思わない」41％、「まったくそう思わない」25％ 計」）』と回答しました。あなたの将来のイメージを教えてね。という質問に対し、「仕事は一生続けたい」37.9％という回答が最も多い結果でした。お母さんは働いていますか？という質問に対しては、『働いている（「週に5日～6日」45.2％、「週に3日～4日」23.2％、「週に1日～2日」5.4％ 計）』が7割以上（73.8％）という結果でした。次に10歳女子のジェンダー意識についてみますと、<女子は男子よりも丁寧な言葉遣いの方が良い>と『思う（「すごくそう思う」「少しそう思う」 合計）』が7 割以上（71.6％）、<女子は男子よりも料理が上手に出来た方がいい>と『思う（同）』が8割以上（85％）、<男子は男らしく、女子は女らしくするのが良い>と『思う（同）』が過半数以上（57.7％）という結果になりました。10歳女子は《ジェンダー意識》が比較的高い結果になりました。“女の子らしくしなさい”と言われる場合、誰から言われますか？という問いに対して、「お母さん」という回答が最も多い結果でした。（（２）に続く）

調査結果