2019年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 2019年4月に小学校に入学する子ども4,000名(男女各2,000名)とその親4,000名 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 インターネット回答分から有効回答を抽出 調査期間 2018/05/01~2019/01/31

調査結果の概要

ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革<クラリーノ>を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレは、この春に小学1年生となる子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。その結果、子どもが将来就きたい職業の1位は、男の子は調査開始以来21年連続で「スポーツ選手」20.1%となりました。内訳を見ると、「サッカー」が昨年からポイントを増加し59.0%で圧倒的な人気を集めています。日本代表の大舞台での活躍や世界的プレーヤーのJリーグ参戦、次々に誕生する新星など話題も多く、“僕もいつかは”と夢見る男の子が増えているのでしょうか。「野球」20.6%は昨年からポイントを落としたものの2位。3位には「レーサー・ライダー」5.2%が入りました。女の子の1位は、調査開始以来21年連続で「ケーキ屋・パン屋」26.7%となりました。もう一つのスイーツ系「アイスクリーム屋」4.6%も過去最高の6位に。店頭でアイスクリームを作ってくれる専門店では、かわいいユニフォームや店員さんのパフォーマンスも女の子たちのハートをがっちりつかんでいるようです。男の子で2位の「警察官」14.2%も3位以下を引き離し、「スポーツ選手」に迫る勢いです。昆虫や恐竜など今夢中になっているものを研究したいという子どもらしい知的好奇心から、「研究者」5.7%が過去最高の5位に入りました。女の子の2位は「芸能人・歌手・モデル」9.0%でした。AKB48がブレイク中だった2012年から8年連続で2位をキープしています。かつて、「ケーキ屋・パン屋」と3強を形成していた「花屋」6.2%と「看護師」5.6%は3位と4位。依然として上位ですが、比率は20年前の半分以下になっています。親の就かせたい職業は、男の子は「公務員」18.0%が今年も1位となりました。2位は「スポーツ選手」9.5%でした。3位の「会社員」8.9%と6位の「研究者」5.2%はともに過去最高の順位・比率になりました。女の子は1位「看護師」18.9%、3位「薬剤師」8.7%、4位「医師」7.5%といった医療系の職業が上位を占めています。「専門職」2.3%も過去最高の10位に入り、女の子にも専門知識や資格をもって働いてほしいという親の想いを感じます。一方で、男の子の親同様、5位の「会社員」6.0%が順位を上げ、過去最高の順位・比率になりました。

調査結果

男の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
男の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)
女の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
女の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)