働く女性の職場コミュニケーションに関する実態調査

調査対象 全国の20代から50代の女性 800名(各世代200名ずつ) 調査実施先 第一三共ヘルスケア株式会社
調査方法 インターネットリサーチ 調査期間 2018/08/22~2018/08/24

調査結果の概要

第一三共ヘルスケア株式会社は、全国の20代から50代の女性を対象に、働く女性の職場コミュニケーションに関する実態調査を実施しました。調査の結果から、全体の18.8%の方が口頭でのコミュニケーションの頻度は3~4年前と比較して、「減った」もしくは「やや減った」と感じていることがわかりました。さらに、「減った」もしくは「やや減った」と感じている方に、具体的に減ったと考えている内容を尋ねました。「業務の口頭による指示」「口頭での質問・確認」同36.8%と3人に1人が回答。以下「業務外の雑談」33.3%、「対面での会議や打ち合わせの頻度」24.8%、「悩みや困りごとの相談」23.9%と続きました。20代から50代の女性に対し、職場で困っていることを聞きました。全体の約半数にあたる49.3%の方が「特になし」と回答し、職場での困りごとや悩みは少ないように見える一方で、「自分の意図・考えがうまく伝わらない」13.6%、「イライラすることが多くなった」13.4%、「指示・伝達遅れでトラブルが起きることがある」11.9%と、職場の対人コミュニケーションに起因する困りごと・悩みが上位にランクインしました。職場で“孤独”“孤立”を感じるかという質問には、全体の21.9%の方が「感じる」5.9%、もしくは「やや感じる16.0%」と回答、5人に1人以上が職場で“孤独”“孤立”を感じていることがわかりました。年代別に見ると、「感じる」「やや感じる」の合計は<20代>が35.0%と最も高く、年代が高くなるに従って少なくなる傾向が見られます。続いて、職場に対して感じているストレスの程度について尋ねました。[非常にストレスを感じている]を「100」、[全くストレスを感じていない]を「0」として、10刻みで11段階で聞いたところ、92.4%の方が何らかのストレスを感じていました。また、年代別では<30代>が最も強く、<50代>が最も弱いことがわかりました。職場で何らかのストレスを感じている方に、感じているストレスの内容について尋ねたところ、「給料が低い・割に合わない」28.7%がトップになりました。一方で、「職場に苦手な人がいる」26.4%、「嫌な人・気の合わない人ともコミュニケーションしなくてはならない」16.2%と、対人コミュニケーションに起因するストレスが上位に位置しています。3~4年前から同じ職場で働いている方に、3~4年前と比較した職場でのストレスの変化について聞きました。34.3%の方がストレスが「増えた」もしくは「やや増えた」と回答。「減った」もしくは「やや減った」と回答した12.4%を上回りました。

調査結果

3~4年前と比較した口頭でのコミュニケーションの頻度の変化(n=621)(単位:%)
減ったと考えている口頭でのコミュニケーションの内容(複数回答、n=117、※この3~4年で口頭でのコミュニケーションの頻度が「減った」もしくは「やや減った」と感じていると回答した方、5項目抜粋)(単位:%)
職場で困っていること(複数回答、n=800、5項目抜粋)(単位:%)
職場で“孤独”“孤立”を感じるか(n=800)(単位:%)
職場に対して感じているストレスの程度(n=800、※「100」は[非常に感じている]/「0」は[全く感じていない](単位:%)
職場で感じているストレス(複数回答、n=739、※職場で「ストレスを感じている」と回答した方、5項目抜粋)(単位:%)
3~4年前と比較した職場でのストレスの変化(n=598、※3~4年前から同じ職場で働いている方)(単位:%)