エンゼル110番レポート第81号~ママたちの育児スタートは?-100人のママに聞きました-

調査対象 『エンゼル110番』に電話をいただいた10代~50代のママ 100人 調査実施先 森永乳業株式会社
調査方法 電話による聞き取り調査 調査期間 2017/11/10~2017/12/13

調査結果の概要

森永乳業は、時代とともに変化する母親像の理解に役立つことを願い、1993年4月から『エンゼル110番レポート』を発行しております。この『エンゼル110番レポート』は、育児相談窓口【エンゼル110番】への相談内容から、毎回育児に関する傾向についてまとめています。今回は、実際にママたちが出産後の生活をどのように始めたのか?を尋ねてみました。始めに、出産後はどこで過ごしましたか?と尋ねました。その結果、今回のアンケートでは「ママの実家」で過ごしたが61人と最も多くなりましたが、前回のアンケートより10人減少しています。一方、出産後を「パパとママと子どものみの自宅」で過ごしたは36人と、前回に比べて1.8倍になり、大きく増加しました。出産後は「ママの実家」で過ごしたと回答した人に、実家で過ごした期間を聞いたところ、「1ヵ月まで」が最も多く61%、「2~3ヵ月」が25%、「4ヵ月以上」は11%でした。実家で「1ヵ月まで」過ごすママが最も多いとはいうものの、前回より減っていました。一方、「4ヵ月以上」の割合が1%から11%と、大幅に増え、中には「5~6ヵ月」と長期の回答もありました。次に、産後の育児・家事を誰がしましたか?と尋ねました。その結果、育児はほとんどが「ママ」で97人、次は「実母」45人、「パパ」24人、「実父」9人、「その他」5人でした。「実母」が前回より19人減り、「その他」も12人減っていました。家事は「実母」が63人、次いで「ママ」31人、「パパ」19人、「義母」5人、「その他」4人の順でした。「実母」が家事の中心であることは前回と変わりがないと言えますが、「実母」が21人減り、「義母」も7人減っています。「パパ」の人数は、前回の人数を元にすると1.4倍に増えていることになり、「パパ」の協力が増えていることがわかります。出産後に利用した支援サービスについて聞いたところ、各自治体が行っている「新生児訪問」を51人が利用していました。「新生児訪問以外の訪問」で“助産師や保健師の訪問”を利用した人が8人、「医療機関に相談」が4人、「ファミリーサポート登録のみ」「産後ケア施設」の利用がともに3人でした(利用しなかったという人は36人でした)。また、出産後にあると嬉しいサービスについても尋ねてみました。最も多かったのは「専門家による頻繁な訪問相談」で、“電話相談”を含めて38人でした。次は「食事宅配サービス」と「家事や買い物の代行」でそれぞれ24人でした。「上の子の世話・預かりサービス」が7人など様々な意見がありました。

調査結果

出産後はどこで過ごしましたか?(複数回答、n=100)(単位:人)
出産後に実家で過ごした期間は?(n=61、※「出産後はどこで過ごしましたか?」の設問で「ママの実家」と回答した方)(単位:%)
出産後に育児をした人は?(複数回答、n=100)(単位:人)
出産後に家事をした人は?(複数回答、n=100)(単位:人)
出産後に利用した支援サービスは?(複数回答、n=100、5項目抜粋)(単位:人)
出産後にあると嬉しいサービスは?(複数回答、n=100、5項目抜粋)(単位:人)