“終活”の意識調査

調査対象 全国の41歳以上90歳以下の男女 1,509名 調査実施先 株式会社メモリアルアートの大野屋
調査方法 インターネット調査 調査期間 2018/05/15~2018/05/31

調査結果の概要

仏事関連総合サービスの株式会社メモリアルアートの大野屋では、このたび全国 の41歳以上90歳以下の男女を対象に、人生の最期に向けて準備をする活動として知られる“終活”に関する意識調査を実施し、調査結果をまとめました。はじめに、“終活”という言葉を知っているか尋ねたところ、「知っている」と答えた人は全体の46%を占めました。「聞いたことがある」と答えた人は27%で、「知らない」と答えた人は27%という結果になりました。「知っている」「聞いたことがある」と答えた人の割合は全体の73%を占め、“終活”という言葉の認知度の高さを伺わせました。現在“終活”をしているかどうか尋ねました。その結果、「するつもりがない」と答えた人が57%で最も多く、「している」と答えた8%を大きく上回りました。「したいと思っているがまだ何もしていない」と答えた人は36%で、『終活をしたい』と潜在的な思いを抱いているものの、具体的な行動が起こせていない人が多いこともわかりました。「終活をしている」「したいと思っているがまだ何もしていない」と答えた人に、“終活”に興味を持ったきっかけについて尋ねたところ、「年齢的に必要性を感じた」という人が全体の28%で最も多く、次いで「メディア(TV・雑誌・インターネット・広告など)を見て」が22%、「身近で終活に取り組んでいる人がいた」が11%、「家族や友人に勧められて」が9%と、年齢とともに自発的に終活に興味を持つ人が多い一方、友人や家族などの身近な人の影響を受けて終活を始める人が多いことが分かりました。また、「終活をせずに後悔した人の話を聞いて」「病気など、必要性を感じる出来事があった」という人は6%と、同率となりました。“終活”をしていると答えた人に、具体的にどのような終活をしているか尋ねました。その結果、「身の回りの整理」が最も多く19%、次いで「エンディングノートの記入」が13%、「葬儀の検討」と「高齢者住宅の検討」が12%、「介護や終末期医療の検討」が11%、「お墓の検討」が9%、「相続準備」が8%、「遺影写真の選択や撮影」が7%、「相続以外の資金計画」が5%、「終活セミナーへの参加」が2%となりました。「終活をしている」「したいと思っているがまだ何もしていない」と答えた人に、終活に関する自分の意思を家族に伝えたことがあるか尋ねたところ、「全て伝えた」人が9%、「一部伝えたことがある」人が22%となりました。一方、「伝えたことはない」人は65%で、6割以上の人が自分の終活の内容を家族に意志表示していないことが分かりました。家族に自分の終活の内容を伝えることについてどう思うか尋ねました。すると「伝えたくない」53%、「どちらかというと伝えたくない」13%と考えている人の合計が66%と全体の半数以上を占めました。一方、「積極的に伝えたい」11%、「どちらかというと伝えたい」23%の合計は全体の34%に留まりました。

調査結果

“終活”という言葉を知っていますか?(単位:%)
現在“終活”をしていますか?(単位:%)
“終活”に興味を持ったきっかけは何ですか?(n=652、※「現在“終活”をしていますか?」の設問で「している」「したいと思っているがまだ何もしていない」と回答した人)(単位:%)
具体的にどのような終活をしていますか?(n=240、※「現在“終活”をしていますか?」の設問で「している」と回答した人、複数回答可)(単位:%)
終活に関する自分の意思を家族に伝えたことがありますか?(n=652、※「現在“終活”をしていますか?」の設問で「している」「したいと思っているがまだ何もしていない」と回答した人)(単位:%)
家族に自分の終活の内容を伝えることに関してどう思いますか?(単位:%)