ペットと子どもに関する調査

調査対象 子どもが小学校を卒業するまでに犬・猫の飼育をした経験を持つ1,115名 調査実施先 アイペット損害保険株式会社
調査方法 インターネットによるアンケート(複数回答可) 調査期間 2018/04/13

調査結果の概要

アイペット損害保険株式会社は、子どもの日に合わせて、子どもが小学校を卒業するまでに犬・猫(以下「ペット」)と暮らした経験を持つ方を対象に、ペットとの暮らしが子どもに与える影響について調査しました。日本の15歳未満の子どもの数は1,571万人である一方(出典:総務省統計局ホームページ)、ペットの飼育頭数は1,844万頭(出典:一般社団法人ペットフード協会『2017年全国犬猫飼育実態調査』)と、ペットの数が子どもの数を上回っています。まず、子どもと親、それぞれにとってのペットの存在をお聞きしたところ、子どもにとっては「兄弟・姉妹」という回答が41.3%で1位になりました。続いて、「友達」という回答が27.8%で2位になりました。一方、親にとっては「子ども」という回答が33.8%で1位になりました。続いて、「兄弟・姉妹」という回答が22.8%で2位になりました。ペットを家族の一員と考える人が大多数であることが分かりました。次に、ペットと子どもが暮らす時の不安はどのようなものがあったかお聞きしたところ、「子どもに動物アレルギーや喘息の症状が出ないかどうか」30.0%が1位となりました。以下、「不安はなかった」26.9%、「ペットが子どもに危害を加えないか」25.7%と続きました。続いて、子どもはペットのどのようなお世話をしていたかお聞きしたところ、「ごはんをあげる」63.2%が1位となり、以下、「遊び相手となる」61.0%、「散歩をする」56.1%となり、日常的にペットのお世話をしていることが伺えます。さらに、ペットが子どもに与えた影響についてお聞きしたところ、「感受性が豊かになった」45.0%が約半数で1位となりました。以下、「命の大切さを理解できるようになった」42.2%、「動物が好きになった」42.0%が続きました。最後に、ペットと子どもが一緒に暮らす時に気をつけたことをお聞きしました。「かかりつけの動物病院を持ち、ペットの健康管理(予防接種等)を行う」35.4%が1位となり、以下「子どもと一緒にお世話のルールを決める」33.1%、「子どもにペットとの触れ合い方を教える」32.7%と続いたことから、ペットを迎える際にはペットの健康管理だけでなく、子どもにペットとの接し方を教える方が多いようです。今回の調査では、ペットと暮らした経験を持つ子は、ペットとの生活を通じて感受性を育み、命の大切さを学ぶことが分かりました。また、ペットの存在を「兄弟・家族」や「子ども」と捉えた回答が多かったことから、ペットの家族化が進んでいることも伺える結果となりました。

調査結果

ペットはどのような存在ですか?(単数回答、n=1,115)(単位:%)
ペットと子どもが暮らす時の不安は何ですか?(複数回答、n=1,115、5項目抜粋)(単位:%)
子どもはペットのどのようなお世話をしていましたか?(複数回答、n=1,115、5項目抜粋)(単位:%)
ペットは子どもにどのような影響を与えましたか?(複数回答、n=1,115)(単位:%)
ペットと子どもが一緒に暮らす時に気をつけたことは何ですか?(複数回答、n=1,115)(単位:%)