小中学生が考える“海外”に関する意識調査

調査対象 全国の小学生3年生~中学生3年生の子どもを持つ親(子どもと一緒に回答できる方) 700人 調査実施先 株式会社バンダイ
調査方法 インターネット調査(協力:株式会社クロス・マーケティング) 調査期間 2018/02/10~2018/02/12

調査結果の概要

株式会社バンダイは、子どもが考える“海外”への関心や意識・実態を探るため、社会の授業が本格的に開始する小学3年生から中学3年生の子どもを持つ親(子どもと一緒に回答できる方)を対象に、「小中学生が考える“海外”に関する意識調査」を実施しました。子どもが“海外”について、どのような関心や意識をもっているのかを探るため、海外への渡航経験について尋ねたところ、小中学生(小学3年生~中学3年生)の約4人に1人(24.4%)が渡航経験があることがわかりました。行ったことのある国・地域については、1位「ハワイ州」9.4%、2位「グアム」8.0%、3位「アメリカ合衆国(ハワイ州、グアム除く)」5.3%という結果になりました。家族で楽しめる南国リゾート地に行くケースが多いことが推測できます。さらに、行ってみたい国・地域があるかどうかについて聞いたところ、「ある」と回答した小中学生は過半数を超える54.9%となりました。また、海外渡航経験の有無別でみてみると、海外渡航経験者は80.1%、海外渡航非経験者は46.7%となり、渡航経験者は、非経験者と比べると海外への関心・興味が強く表れる結果となりました。実際に、海外の文化や雰囲気に触れた経験があるかどうかによって、関心度に違いがあるようです。これから行ってみたい国・地域については、1位「アメリカ合衆国(ハワイ州、グアム除く)」17.3%、2位「ハワイ州」13.3%、3位「韓国」3.9%という結果になりました。1位の「アメリカ合衆国」を選んだ理由としては、[語学勉強]という回答が多くあがったほか、[本場のディズニーランドに行ってみたい][メジャーリーグ(野球)を観戦したい][ニューヨークに行きたい]という声もありました。3位の「韓国」を選んだ理由としては[好きなアーティスト・有名人がいるから]との声が多く、4位「オーストラリア」は[カンガルーやコアラを見たい]という声があがるなど、各国・各地域ならではの、観光名所やカルチャーを楽しみたいと考えているようです。行ってみたい国・地域の情報を知ったきっかけについて尋ねたところ、「TVのニュース・情報番組を見て」39.1%が1位となりました。ついで、2位には「親御さんから話を聞いて」18.2%、3位「インターネットで見て」14.6%という結果となりました。インターネット利用の若年化が進んでいる一方で、TVが与える小中学生への影響は、依然として強いことがうかがえます。親御さんに子どもに対して海外を意識した取り組みをしているかについて聞いたところ、約3割が「実践している」30.1%と回答しました。また、約2割の方は「意識はしているが、現時点で実践していることはない」18.7%と回答しており、親御さんの2人に1人は海外に対する意識を持っていることがわかりました。また、実践している方を対象に取り組み内容について尋ねると、1位は「語学教室に通わせている」32.2%となりました。また、2位は「海外に関する話をするようにしている」24.6%という結果になりました。親御さんから直接話を聞かせることで、海外を身近に感じてもらいたいという意向が読み取れます。なお、3位には「海外旅行に連れて行く」24.2%、5位には「海外に関する映画を見せている」16.6%がランクインしており、教室や会話以外でも、楽しみながら自然と海外を意識させる取り組みを実施しているようです。

調査結果

小中学生の海外渡航経験(単数回答、n=700)(単位:%)
行ったことのある国・地域 TOP5(複数回答、n=700)(単位:%)
行ってみたい国・地域があると回答した割合(単数回答、n=700)(単位:%)
行ってみたい国・地域 TOP5(複数回答、n=700)(単位:%)
行ってみたい国・地域の情報を知るきっかけ(複数回答、n=384、※行ってみたい国・地域がある人の回答)(単位:%)
海外を意識した取り組みの有無(単数回答、n=700)(単位:%)
海外を意識した取り組み TOP5(複数回答、n=211、※海外を意識した取り組みを行っている人の回答)(単位:%)