2018年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 2018年4月に小学校に入学する子ども4,000名(男女各2,000名)とその親4,000名 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 はがき及びインターネットで回収 調査期間 2017/夏ごろ~2017/年末

調査結果の概要

ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革<クラリーノ>を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレは、この春新小学1年生となる子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。その結果、子どもが将来就きたい職業の1位は、男の子は調査を開始した1999年から20年連続で「スポーツ選手」20.5%となりました。内訳を見ると「サッカー」54.9%が圧倒的人気で1位、続いて「野球」24.1%が2位となりました。「野球」は過去最低だった昨年から6.3%戻しました。女の子の1位は、調査開始以来20年連続で「ケーキ屋・パン屋」29.1%となりました。内訳は「ケーキ屋」「パティシエ」が84.6%を占めており、スイーツを作る仕事に憧れを抱いている女の子が多いようです。男女ともに「医師」が過去最高の比率(男の子4.5%、女の子4.6%)となりました。女の子の5位という順位は過去最高タイです。男の子の過去最高である4.5%を上回っており、今後はますます女性のお医者さんが増えそうです。昨年、10年ぶり3位に返り咲いた「看護師」は6.2%から6.8%と比率を上げて、今年も3位になっています。8位「美容師」は昨年から1.4%増加の3.6%、14位「美容関係」は昨年から0.9%増加の1.5%でした。「美容関係」は特にネイリストやメイクアップアーティストが人気を集め、3年ぶりの20位以内となりました。男の子ではネット&スマホ世代らしく、「ユーチューバー」が昨年の0.6%から今年は1.4%に増え15位となり、初めて20位以内に入りました。19位「ゲームクリエイター」1.2%を追い越し、13位「芸能人・歌手・モデル」1.5%に迫る勢いです。6位「研究者」は昨年から1.1%増加し4.6%、7位「医師」は昨年から1.3%増加し4.5%で、ともに過去最高の比率になりました。順位はともに過去最高タイです。親の就かせたい職業は、男の子の1位は今年も「公務員」で、昨年から2.5%増加の22.3%となりました。「医師」10.4%は昨年から1.4%増加し、4年ぶりに2位に順位を上げました。一方で、「スポーツ選手」は8.5%で過去最低の比率となり、3位に後退しています。また、最近は「パイロット」不足が話題となっていますが、今年は9位まで順位を戻しています。女の子の親の就かせたい職業は、今年は上位5つのうち4つを「看護師」21.1%、「薬剤師」9.9%、「医師」6.7%、「医療関係」5.1%といった医療系が独占しました。9位「保育士」4.4%は、20年前(9.0%)と比べると比率が半減しています。世間では保育士不足が問題となっていますが、親としては待遇面などで心配もあるようです。

調査結果

男の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
男の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)
女の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
女の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)